正露丸に要注意

正露丸は、毒によって神経を殺して痛みを取る。
http://www.oita-min.or.jp/sub114.htm

いくつかの資料から、正露丸成分のクレオソートには、以下の問題があるようだ。

  • 細胞を腐食させて殺す
  • 発がん性がある

まぁ、薬局で売られている風邪薬や痛み止め系の薬は、ことごとく麻薬である。私も、下痢や発熱が起きると、何回かに一度はどうしても薬に頼ってしまう。体温を下げるための薬一錠もしくは正露丸3錠。年に一〜二回あるだろうか。

これは、苦しい状態から早く解放されたいがために、自然治癒に頼らず麻薬で痛い部分を壊死させていると考えるべきなのだ。そもそも、下痢になったり体温が上昇したりすること自体、人間の防衛本能であったり自然治癒力の現れであったりするわけだから、それを強制的に抑え込んでしまう方法は、体にとって予期しない、イレギュラーな治療であると言わざるを得ない。

毒と薬は紙一重である、ということで。

何かあると、すぐに薬クスリくすりと騒ぎ立てるうちのばあさんにも見せてやりたい記事である。薬に対する幻想を持ちすぎなのだ、あの世代は……。苦しい状態から脱却したい気持ちは当然あるだろうが、医学が万能ではないことも理解しなければならない。

まあ、十種類もの薬に囲まれて治った気になりながら最後の時を過ごすのもまたよし、なのかもしれないが。


あまりにも患者が強く薬を要求する場合、家族がこっそり医師に「ただのビタミン剤でも渡しておいて下さい」と言って、ニセ薬を処方してもらうのも手である。ひょっとしたらプラシボ効果が期待できるかもしれないし、意味もなく副作用のリスクの高いものや過剰な量を処方してもらうより、マシなケースは多いと思う。

……我が家でこれをやっていること、祖母には内緒ね。