腹が減ったので食う飴

この年になってなんだかなぁ、と思いつつ、新品のアンパンマンキャンディの封を切る。この商品。

http://www.rakuten.co.jp/takaoka/468136/468492/555896/#646891

例によって塾の余りものなのだが、一袋まるごと余っている点はどうも解せない。塾の先生(母)が私向けに準備したのではあるまいな…。

まぁそれはともかく、腹が減ったので開けてみる。印刷は十分精細で綺麗。ただし、キャラクタのイメージが印刷されているのは外包の袋と、アメを封入してある内包の小袋だけ。小袋にはキャラクタが一つずつカラー印刷されていて、背景にはシルバー色と各フルーツの色を使ってうまくデザインされている。綺麗だ。なるほど子供の目を楽しませるには十分だろう。

小袋を開封すると中からハート型のアメが出てくる。しかし、あめ玉そのものにアンパンマンの何かが反映されていることはない。最終的に手に触れ口で味わう感触はただのフルーツ味のアメである。

一見ムダなデザインが印刷されているだけの中途半端な商品でも、昔は袋を見ながら楽しめていたことを思い出す(ただし、アンパンマンに興味はなかった)。今では無造作に手を入れて掴んだものから食べ始めるが、昔は“どのキャラクタから食べようか”とまず観察し、考えながら袋を切ったものだ。大抵、好きなキャラクタは最後まで残す。

今回は、最初にジャムおじさんの封を切らせてもらった。白い割烹着をちぎって中のアメを取り出す。いい香り。

味は典型的な駄菓子アメ。甘いものは嫌いではないので悪くない。

そういえば、3〜4色味が大袋に入っているキャンディには、グレープ味の比率が少なくストロベリー味とアップル味の比率が多いものが多い気がするのは気のせいか。ひょっとしてコストが安く済むとか?

私は昔からオレンジ味とグレープ味が好きで、この傾向は今も変わっていないのに、この二種類はいつも量が少ないのだ。差別だよなぁ、と今でも思う。

数えるのも面倒くさいのでアンパンマンキャンディについては調べていないが、ぱっと袋の中を見た感じ、比率は1:1:1に近い気がする。いや、よく分からない。まぁいいか。


そういえばサクマドロップでも、好きなハッカ味とオレンジ味が少なかったように思う。ハッカ味は大抵、二つくらいしか入っていなかった。

しかしそんな中でも、子供のくせに妙なポリシーのようなものを持っていて、缶を振って出てきた色がなんであっても必ず食べる、という決まりを自分の中に持っていた。チョコ味を掴んでしまうとがっくり来つつも必ず食べる。そして次に弟が缶を振ると私の好きなハッカ味が出てきて食べられてしまう。

それを見ながら、いつも思っていた。サクマドロップにチョコ味はいらない、と。

そんな思い出を思い出したひととき。


そういえば前述のアンパンマンキャンディ、各小袋の裏になぞなぞが印刷されていることに気づいた(答えはどこにも書いていないようだ)。

ドキンちゃんの裏に書かれていたなぞなぞが……

そとにだしておくと ちいさくなるものなあに?

へっへっへ、そりゃあれですよアレ。ひとたび大きくした後で、外に出しっぱなしにしておくと恥ずかしいのと、この時期は寒いのとで収縮しちゃいます。君にはないものですよドキンちゃん。なんなら一度大きくしてみます?あなたの手で。ほらほら。

……しかしこのなぞなぞ、子供には難しすぎますな。不二家もよくこれほど思い切ったなぞなぞ出しますねぇ。

……………。

何か勘違いしている気がしないでもない。