セ・リーグの優勝戦線が熱い

セ・リーグの首位争いが熱を帯びております。

とりわけ、根性なしと思われていた我が巨人が意外に踏ん張っているのだ。先日も、9回裏から5点差を追いつき、12回でサヨナラ勝ちする(http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2007/09/15/01.html)という、近年まれに見る粘りを見せた。

要約

要約すると以下の通り。

  1. 首位は巨人(残り2試合)、二位は中日(残り7試合)
  2. 巨人が残り2試合を両方勝てば、中日は残り7試合を全勝しなければ優勝できない
  3. 中日が3敗した時点で、巨人の優勝が決まる
  4. 巨人が残り1勝1敗だと、中日は6勝1敗で優勝となる
  5. 阪神は優勝できなくなった(http://www.sanspo.com/sokuho/070926/sokuho061.html)

(なんか間違ってたら指摘よろしく)

スケジュールが面白い

上記をふまえると、スケジュールがとても面白いものに感じられる。

  • 巨人は、10月2日まで試合がない(もう一試合は翌日)
  • 中日は、10月1日までに4試合が入っている(うち2試合は阪神戦)
  • 巨人は、残り2試合いずれもホーム戦
  • 中日は、残り7試合中6試合がビジター戦

中日は、巨人の次の試合までに、4試合ぜんぶ勝つのは難しいんじゃないかと思う。阪神は落ち目だけど、4位転落の可能性が残っていて、必死に食らいついてくると思う。甲子園での戦いになるし。

となれば、現状の巨人の盛り上がりを考慮すると、10月2,3日によって、巨人が優勝を決める可能性は極めて高くなる。

しかし、東京ドームの残り2試合は、地上波によるテレビ中継は予定されていない。前回の記事(http://d.hatena.ne.jp/kumashige/20070828/1188230266)で言及したことが現実味を帯びてきた。

(ちなみに、10月2日の日テレは「踊る踊る踊る!さんま御殿!!トーク秋場所!超豪華どすこいスペシャル!」が放送予定、10月3日の日テレは「ザ!世界仰天ニュース・秋の夜長に美男美女!4時間30分大仰天まつり!」が放送予定。スペシャルだと差し替えしやすかったりする?)

中日にはぜひ次の4試合、2勝2敗もしくは3勝1敗で来て欲しい。全勝されちゃうと、東京ドームでの優勝がなくなってしまうのだ……。

引き分けの痛み

こうなってくると中日の引き分け数2が重く感じられる。巨人は1だ。

もし中日の引き分け数がひとつ分、勝ちに転じていたら、もっと面白くなってた。中日の優勝ラインはぐっと低く感じられるだろう。そればかりでなく、同率首位によるプレーオフ決戦の可能性もあり、「いざとなったら引き分けに持ち込め」みたいな気運も生まれる。

中日の引き分け2がどういう試合内容だったかは知らないけど、勝利の重みから比べたら、引き分けが敗北同然であると感じてしまう。