レジ袋を有料化へ

2007年度以降に、レジ袋を有料化していくらしい。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=GIF&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2005061001001094

個人的には支持したい方針だが、取り組みには多少の混乱が予想されることでもあるし、興味がある。ゴミの減量を目指すというからには、客から「一枚あたり○円」という形で直接徴収しなければ、効果は薄いはず。

これ、お金はどのような徴収方法が考えられるだろうか。私の近所にあるとあるスーパーでは、持っていく手提げ袋の枚数は自由で、そのかわり客の自由意思で一枚5円のお金を受け取るための箱が設置されているが、強制力はない。

スーパーのレジ・サッカー経験の記憶で生々しいのは、客のレジ袋に対する“どん欲さ”だ。袋をできるだけ省き、無駄なゴミを減らしたいと考えている人は決して少なくないのだが、その反面、壮絶な袋の枚数を要求してくる客も大勢いる。また、「ご自由にお取り下さい」タイプの透明ポリ袋、特に無人サッカー台に設置されている回転式の袋などは、持っていく人は本当に壮絶な量をもっていく。

特に、都会のスーパーには、電車をまたいで買い物にくる客が多いため、袋の中身が見えないように大きな紙袋を要求したり、半透明のレジ袋を何枚も重ねることを要求してくる客が多い。(田舎では、車での来店が多いため、中身が見えてしまうことにこだわらない人が多いのだが)

酷い話だが、店員がバラで客に手渡しするためにレジの後ろにつり下げてあるレジ袋の束を、店員の目を盗んで束ごと引っこ抜き、何も言わずに持ち去る人さえいる。

このあたりの“どん欲さ”、特に推定四十歳から六十歳未満の女性の執着には時に閉口させられる。経験上、老人や独身風の若い客は常識的な対応をする人が多いのだが、肝心の主婦層にこの手の強引さがもっとも強く、ときには異常なほど現れていたと私は感じている。

もし料金徴収を制度化するのであれば、その一番肝心な層に対するアピールと、理解を浸透させることを忘れるべきではないと思う。何より、客の無理解への対応で一番困るのは、スーパーの店員であるから。