私に向いた職業?

テレ東の「超カンタン!あなたの隠れた才能発見テスト“才能アルカモネ!?”」という番組で、仕事の才能をテストする、という内容をやっていた。

マジシャンや政治家、フラワーコーディネーターなどいろいろな職業の適正をチェックしていたが、その中で私が向いているのは漫画家と野球選手なのだそうだ。それと、政治家にも若干の適正があるらしい。

しかし、漫画家になるには絵がうまくなければならない。野球選手になるには、子供の頃の体育の成績が酷すぎた(足が遅かったり、筋力が全体的に足りなかったり)。いずれも致命的な欠点となる。

まさしく器用貧乏。この番組を見ての結論は「何やっても中途半端でダメ」になるだろうか。いや、ひょっとしたらこの中途半端さがウリになるかもしれない。“中途半端”であることがウリになる職業ってあるだろうか。うーむ。

うーむむむ。ふむぅーーー。

…考えるだけ無駄な気がするので、この辺でやめておきますが。


余談だが私は以前、SEの仕事に就くときに、入社面接でこんなことを聞かれた。

「SEに求められる能力とは、どんなことだと思いますか?」

至極真面目な答えで申し訳ないのだが、私は、以下の三つを即答した。これは私の持論でもあったので、すぐに答えられた。

  1. 問題解決能力
  2. コミュニケーション能力
  3. 想像力

この件については、いまだに誰にも「正答」を教えてもらっていない状態なのだが、答えた会社にはちゃんと合格通知をもらったので、見当違いの答えだったわけでもないのだと思う。

それと、上記を回答したからといって、果たして私にこの三つが備わっているかどうかは、また別の問題になる。面接ではそこまで聞かれなかったので、それ以上は喋らなかったが。

実際に仕事をしてみて、その後、以下の適正を追加した。

  1. 状況適応能力(忍耐力と柔軟性)
  2. 熱意

結局、前述の三つよりも、こちらの方が重要だった。まぁ詳しい話をしようとすると長くなるので、SEについてはこの辺でやめておきますが、要は「社会人なんだから何事も我慢せえ。職場に尽くせやコラ、文句あっか?あるならお前イラネ」って点で長くやれるかってことですな。大抵の職場にはつきまとう問題なのだが、これは職場(=顧客=ルール)がコロコロ変わるPG/SEでは特に問題になるのであります。

実のところ、先の三項目より、私にはこちらの適正があったようで、平凡な“物作り職人”としてこの世を渡っていくのが一番無難な気がしている。

というわけで、漫画家や野球選手には、ならない方がいい予感がします。