暑さに負けて

急に暑くなった。

部屋の窓を開けて涼しげな空気が流れてくることはありがたいのだが、網戸に大きな穴が開いており、明かりに釣られてくるゴキブリの侵入が怖い。

でも開けないと暑い。暑さに耐えるか、ゴキブリを受け入れるか。悩みは尽きないわけで。

結局、暑さに負けました。窓開けないなんて無理。

でも、より敗北感を味わうものとして、“やる気の喪失”があったりする。

急に暑くなると何もしたくなくなるのだ。メシも食いたくなくなる。これが一番の問題。暑くて何をする気にもなれないと、ああ、自分はもうダメな人間なんだ、という思いを募らせてしまう。

だけど、本当に気力が失われるのは暑いときだけだろうか?

思い返せば毎年、春は陽気な気候のためやる気をなくし、梅雨は雨の音が気になってやる気をなくし、秋は虫の音で憂鬱になってやる気をなくし、冬は色気あるイベントの数々に落ち込んで、そしてまた春を迎える。そういう人生を歩んではいなかっただろうか。

もともとたいしたことのない人間のくせに、暑いときだけダメ人間なんだ、と思ったところでこれまでと比べて何かが変わるわけでもない。何しろ、自分に言い訳をするのは得意ですからな。季節の変わり目になると、その恥ずかしい自分をさらけ出しやすくなるというだけの話なのだろう。

さーて。本当に何もする気が起きないのだが。

本日の雑記もこれまで。はぁ〜ぁぁ。