ゲームの感想と自作品への反映は必ずしも直結しない……

年末の飲み会の中である人とこんなやりとりが交わされた。

  • 私「ブログなどで他作品の問題点(反省事項)について触れたことを、自作品に盛り込みますか?」
  • 相手「盛り込もうとは思っていますよ。けれどなかなかうまくいかない。欠点を口で語るのは簡単なんですね」

やっぱりそうですよねえ。というか人の反省材料などを参考にして自作品に盛り込む意思があるだけでも素晴らしいってものですが。私なんか考える余裕さえない。一プレイヤーとして、感想文の中で面白いだのつまらないだの言うのは簡単だけど、それを意識して自作品に適用できるかというととても難しい。

それに、こういうこともある。たいがいゲームという奴は不慣れな頃に作り始めて、ノウハウを得た頃に作り終わります。経験が活かされるのは次の作品からなんですな。私なんかは次にまったく毛並みの違うゲームに挑戦したりするから、あんまり前のノウハウが活かせなかったりする。結構そういう場面に遭遇してます。

他作品から学んだり、作る課程でポロポロと欠点が見えてきても、それを手元のゲームに直しとして入れることは難しくなっていたりする。直せても時間がかかるとか。欠点も含めて割り切って出していく勇気がないと作品は完成しないんですな。

感想文があることと、自作品にそれを反映させるかということはまた別なのだと思います。そもそも価値観の違うものを自分と重ね合わせるって……あり得ないよなぁ……。