ダビング10,初めて知った

世の中では「ダビング10」なるテレビ録画の規格がスタートしたそうで。

10回コピーしたらオリジナルは消えて、孫コピーはできないんだとか。規格は以前からチラと聞いてはいたけど、名前と運用まで決まっていたとは。

私にとっては、レコーダからPCにコピーしてエンコードできなければ価値がないんだけど、その辺はどうなんだろう。

っていうか、PCにコピーしてエンコードできたら「ダビング10」の意味が無くなるよなあ。ということはできないのかなあ。


こんな記事を見つけた。興味深い。

小寺信良氏に聞く「ダビング10って、何が問題なんですか?」

http://ascii.jp/elem/000/000/110/110355/

日本の放送業界が特殊という話をしている。

衛生「かぐや」撮影の映像も、国内外で扱いが大きく違うのだと。「かぐや」は日本の税金で作ったもので、ハイビジョンカメラはNHKの受信料で作られているが、日本では小出し放送にして、残りの映像はHDDVDで別売りしようとしたのだと。これが海外だとWeb公開されているが、日本からのアクセスはブロックされるのだと。

これだけ読んでしまうと、まるで日本の放送業界とNHKが、悪代官と悪徳商人のようである。

  • 商人
    「ご覧くださいお代官さま! 衛生のチラ見映像をありがたがる庶民どもを。より貴重な映像がWebで見られることも知らずに」
  • 代官
    「うむ、日本からのアクセスはブロックしたからのう。安心してパッケージ商品にするがよいぞ」
  • 商人
    「パッケージ化の計画ですが、将来性バツグンのHDDVDで計画しております」
  • 代官
    「何も知らぬ日本人にだけ別売りとは、お主も悪よのうN…いや越後屋。CASの経費も、機器代金への転嫁で、まもなく回収できそうだわい」
  • 商人
    「さすがお代官さま! あの失敗を庶民に負担させるとは! わたくしなんぞより、お代官さまの方がよほどの悪人、いえ知恵の働くお方でございますよ」
  • 代官
    「わあっはっはっはっは……!」

うわ、我ながら風刺くさい。


ウィキペディアのB−CASの記事も、批判ゴシップの塊になっていて、重要な情報が得づらく読む価値が薄い。この世界、まだまだ混沌が続くようである。この辺はもうちょっと知るべきところながら、しばらく距離を置いておこうと思っています。

どのみち庶民が録画したがる無料放送そのものが、今後はなくなるんじゃないかな。無料チャンネルはショッピング専用になって、実のあるコンテンツは大部分が有料にシフト。CMチャンネルにはせいぜい、臨時ニュースを割り込ませるくらいで。

映像を、個人の手でデジタルデータ化することができなくなったら、私がエンタテイメント目的で触れる機材ではなくなる。うちは最近、ラジオで満足する向きもあるので、そういうことも考えていかねばなるまい。