結末を知らないのに名作?

実は結末を知らない完結した名作コミックランキング

http://ranking.goo.ne.jp/ranking/026/comic_conclusion/

ドクタースランプ」は分かる。一部しか読んでなくても面白さを感じられる内容だし、最後まで読まねばならない理由がどれだけあるか。全部読むのはファンでなければ難しい。

「らんま1/2」もそういう傾向があるかな。あれって恋愛ものじゃなくて、どちらかというとドタバタなギャグコメディだった……よね。もう内容ほとんど憶えてない。

だけど、「タッチ」と「めぞん一刻」はどうなんだろう。エンディングを知らない人にとっては、これを名作扱いすることさえ不思議なんじゃないか。結末がはっきりしない恋愛ものって価値がない気がする。「タッチ」の場合はスポ根の色があるからまだいいとして、途中でめぞんから離れてしまうとは、あとから読んだ私には考えられない。

めぞんは、もちろん途中のギャグ重視エリアも楽しいんだけど、旧コミックの13巻あたりから最後に至る怒濤の展開があるからこそ、恋愛の王道として語られる作品になったんじゃなかろうか。ただ、連載当時読んでいた人に言わせると「長すぎてさっさと終わらせろという心境だった」らしいけれど。

北斗の拳」は、「編」単位で読むなら最後まで読まないで納得するのもアリか。特に、最初のラオウ編を読んでしまえば、それだけでかの漫画のオイシイところは大部分を持っていったのと同じことで。エンディングはいらないかもしれない。

聖闘士星矢」も北斗の拳と同じような感じかな。私はゴールドクロスのところしか知らないけど、区切りはあった。「ドラゴンボール」もたぶんそんな感じ。

地味だが30位に「沈黙の艦隊」が。まあ分からないでもないけれど。エンディングを知らないと、何を言いたい物語なのか分からない漫画のひとつなんじゃないか。


こうしてみると、知名度の高い漫画ってあんまり見てない事実。

北斗の拳シティハンター幽☆遊☆白書るろうに剣心スラムダンクヒカルの碁、あたりは時代的にヒットするけど、雑誌を買っても読まなかった漫画だ。

シティハンターは連載当時は入り込めなかったけど、数年前に続きを語ったアニメを偶然見つけて、興味が沸いた。今読むと面白い気がする。北斗の拳はあとから読み直してもの凄く面白いと思った。

この辺は小中学校の時、肌に合わなかった代表格だけど、大人になってから読むとハマったりする。となれば、いまだ未読(というか内容まったく憶えてない)パトレイバーやらんま1/2もそうかもしれない。

リストには出てこなかったが、あとから読み直した漫画では「花の慶次」がダントツで素晴らしかった。連載当時、あんなにつまんないものはないとさえ思っていたのになあ。