世界樹の迷宮2のスキルシステムを搭載した場合の設定規模
世界樹の迷宮2の規模で、Desigeonに同じスキルシステムを搭載した場合の、設定量を試算してみた。以下を条件とする。
- 共通能力値10(HP+TP+基本能力値5+資源3)
- 職業12
- 職業1あたりコマンド20
- 職業1あたりスキル28
- スキルの最大レベル平均7(最大1,5,10レベルのものがある)
Desigeonに当てはめると設定量は以下のようになる。
- 職業12(性別・種族・性格がないのは楽だ)
- コマンド数240(職業12×コマンド20)
- 能力値数250(コマンド240+共通能力値10)
- スキルレベル数2352(職業12×スキル28×7レベル)
実際には、計算用の能力値と、回避・防御用の能力値が必要になるので、能力値についてはこれよりも増えると思う。職業またがりで共用の能力値を作ればスロット数は節約できるけど、スキルに能力値を割り当てる「作業」は必要になるから、実質これだけの数を作ることに変わりはない。メモリの節約になるだけ。
実装は机上の空論か。誰が使うだろう。世界樹のオマージュを作るとなると、規模を縮小する以外に個人で完成させることのできる人はいない気がする。何か効率化を促すいい設定方法があれば別だが……、今のところ思い浮かばない。
世界樹は、呪文の数で複雑に見えるドラクエ,FF,ウィズなどと違って、職業あたりのコマンド構成がシンプルに見える。けれども定義されている情報量はかなり多い。シンプルで自由度が高いものを作ろうとすると、こういう現実があるということかもしれない。
あと、私が経験した多くのRPGでは、殴り役=コマンド少ない、支援役=コマンド多い、という設定が多いのに、世界樹は戦士にまで複合的な役割を与えることができる(与えないこともできる)から、すべての職業の機能を足し合わせると量が多くなるんだろう。