ミツバチが住宅地に住み着き始めた?

世界的にミツバチがごっそりと減って問題視されているそうですが、実は養蜂家を離れて民家に移住しただけだったりして*1。私が現在の地域に越してきて三十年近くになりますが、珍しいことに昨年から多くのミツバチが確認されていて、近所で話題になっています。*2

以前、「数十匹のミツバチが住み着いた(?)」(http://d.hatena.ne.jp/kumashige/20080602/1212415249)で書いたのですが、昨年の春から、我が家の軒下は多くのミツバチが出入りするようになっています。

去年の時点では数が少ないと思っていたのですが、どうやら家の壁の中に巣を作って生息しているようです。部屋の壁に耳を当てるとブンブン音がします。大量のセイヨウミツバチがいることは確実です。壁の隙間から中に迷い込むこともあって、部屋にはいつもミツバチの死骸が転がっています。

先日、ついに家を黒く覆わんばかりの大群が飛来し、屋根のまわりを猛烈な勢いで飛び回っておりました。場所は隣家なのですが、住民が驚いて家を飛び出し、うちの家族と一緒にその様子を追っていたら、しばらく家を覆うようにぐるぐる飛び回ったあと、どこかに飛び去りました。これが数日おきに何度か目撃されています。

そして先ごろ、風の強い日でしたが、自宅屋根のすぐ下に別の群体がいました。このときは写真を撮ることができたので以下に。

明日もこの場に留まるんだろうか。予想では、「分封中の群れが、風をしのぐために一時休息しているだけ」です。今は羽を潜めて、小さく縮こまっていますがはたして。

どうやら近所でもミツバチの襲来に驚く事例があるらしく、我が家だけの問題ではなさそうです。このまま巣を二つ三つと作られるようなら、乳児がいることだし本格対処しなければならないかも。

しかも、なぜか母が「山田養蜂場」に電話をして(いつも商品を買っているので)、相談まで始めてしまった。結論は「家の壁の中に巣を作ることもありますが、どうにもならないです。優しい生物ですから、できればそっとしておいてあげてください」との回答。山田養蜂場さん、わざわざ回答のお電話を下さってありがとうございます。業者に除去してもらうか放置するか、とにかく二択のようですね。

「ミツバチは幸運を呼び込むから、フランスではわざわざ家に巣を作らせるそうだよ!」

質問したついでに母がミツバチのことを根掘り葉掘り聞いたりして、雑学を増やしているようです。

上の写真、手前のケーブルは私の電話と光回線です。インターネットの邪魔はしないでね!

*1:セイヨウミツバチは遠くまで飛ぶことはできないそうですが、飛行距離の制限だけで可能性を結論づけることはできないように思います。合流や分封の繰り返しによって民家にたどり着いたのかもしれないし

*2:別の場所で言われたことなんですが、最近近くで行われている広範囲の建設工事がミツバチの分布に影響しているかもしれません