同人AVがあったら(恐々)

同人AVってあるんだろうか。アマチュアの世界なら体が細いわしでも男優できそう!なんて。(作る気はありません。作ったら負けかなと思ってる)

仮にコミケの場合、どこかでも語られているようだけど、それらしいパッケージにしてしまうと見本誌提出のところでダメを喰らいそうですな。エロいマンガとの違いがよく分からんけど……。たぶん申し込みまではいけるんだろうけど、内容を正確に申告した場合はどこに配置されるんだろう。まあ出版の方法はいいや。

で、同人AVは怖いなあ、という話。自発的に創作の世界に関わったから言えることだけど、その気になれば簡単にできそうな感じがするのが怖くて仕方ない。

その気になれば簡単に、というのは、アマチュア制作では利益度外視で作る気があれば、いくらでも頑張れてしまう部分があるからだ。その意味ではフリーウェアのAVも怖いし、PDSのAVも怖い。でも決意をオフラインのエネルギーに転換しやすいという点で、同人AVはとても現実味があるように思える。

AVを作るにはとりあえず女優を連れてくることになる。もし雇うとすれば、その行為は、私みたいな素人から見れば実質的に買春である。

AV制作が合法なのか非合法なのかは知らないけど、世間一般的にはタブーな行為だろう。でも同人なら手を出しかねない。素人制作ゆえの気軽さから、“簡単にその気にさせられてしまいかねない”怖さを感じるのだ。

アダルトゲームの作品作りも似ている。私はわりとエロい文章を書くことに抵抗がないことが分かっている(アダルト物を表に発表した実績はなく未定のままである)。抵抗がない理由の第一は素人制作なので気軽であることだ。その方面のプロになりたいと思ったことはない。そして今のところ、一般向けオリジナル作品(非18禁・非二次創作)を自分の方針としている。

だけど世間の大多数は、たとえ素人制作であっても、エロ小説を書くなんて行為はタブーであるに違いない。私はもうすでに、大衆には理解できないエリアを歩いているのだ。それを可能にしたのは同人の世界に足を突っ込んだことそのものなのだ。同人作品を作る前はエロ小説に挑戦するなどあり得ない行為だった。皆さんと同じだった。とりあえず現時点での後悔はないし正気でいるつもりだが、その状態は他人から見れば特殊かもしれない。

何かを違えれば、おそらくAVだって制作している。私がその気になればすぐに練り始める。作っても私なら後悔しないかもしれない。つぐつぐ自制が必要な世界だと思う。