復刻版『ソーサリー』が完結

創土社がソーサリー4部作を少しずつ復刻していたが、4月上旬に最終巻『諸王の冠』が発売され、これですべてが出そろった。

諸王の冠―ソーサリー〈04〉 (Adventure game novel―ソーサリー)

画像でかっ。まあ、インパクトはあるかな。

以下、全巻リスト。

魔の罠の都―ソーサリー〈02〉 (Adventure Game Novel) シャムタンティの丘を越えて (Adventure game novel―ソーサリー)

もともと日本では、一巻から順に『魔法使いの丘』『城塞都市カーレ』『七匹の大蛇』『王たちの冠』というタイトルで売られていた4部作で、ゲームブック史上もっとも有名な本だった。一時期、復刻版のない頃にヤフオクで高値が付けられていたが、今ではどうなのだろう・・・。うちにも何冊か残っているが、カバーはなくボロボロ。

というか実際、本がボロボロになるまで遊んだ。『ソーサリー4部作』→『ドルアーガの塔3部作』に繋ぐ当時の流れが、ゲームブックの全盛期だった気がする。ドルアーガあたりは、初代ドラクエのブーム期と発売時期が重なったが、そっちのけでゲームブックの方を遊んでいた。

ソーサリーのいい所は・・・なんてことを全部話すと、長くなりそうなので省略。

とりあえず、呪文システムの概念には、現代のコンピュータゲームにはない良さがあり、バランスも最高にいい。日本では、ゲーム的な「呪文」とか「魔法」といった言葉が定着していない時代だったから、その新鮮さは推して知るべしだ。

ただし第二巻以降、難易度が高い。