ノーネクタイの効用

衣替えの季節。

官庁や国会で上着なし・ノーネクタイ運動を推進しているらしい。軽装を許容して、省エネに繋げようというものだ。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=HKK&PG=STORY&NGID=main&NWID=2005060101000848

そういえば昔、スーツ着用が常識の職場に、朝遅刻してきて、おまけにノーネクタイで出勤してきた同僚がいた。朝、慌てて出てきてしまったため、ネクタイをするのを忘れてしまったらしい。

職場では、遅刻よりもネクタイがないことの方に話題が集中し、一日中、笑い話の種にされた。だが、結局ネクタイなしのイメージが先行してしまい、遅刻したことを口にする者は直接の上司ただ一人となってしまう。上司は和やかな雰囲気に圧されたのか、結局、三十分の遅刻を勤務報告書上は「なかった」ことにしてしまった。

遅刻は、日本の社会的にはかなり嫌われる行為。一方で、ノーネクタイは集団の中にただ一人だけでいると、奇異の目で見られることはあるものの、絶対悪であるとはみなされない(もちろん、職場にもよるが)。むしろ自己を犠牲にして職場の皆さんに親しみのある話題を提供しているフシもあるのかもしれない。

だから、遅刻しそうなときに同時にネクタイをしていかなければ、ひょっとしたらノーネクタイをスケープゴートにすることができるかも。

皆さんも、寝坊したらノーネクタイ。お試し下さいませ。

あ、試した結果に対する責任は持てませんので、自己責任で。