『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』で思う録画の世界
二夜連続放送、一応PCで見られるようにするために録ったのだがエンコード辛すぎる。まずCMカットが面倒。
PC向けのエンコードをやらない場合、DVD-RAMもしくはDVD-RにMPEG2のまま保存することにしてもかまわないのだが、録画時のレートが高すぎるのでレート変換ダビングが必要になる。だけどこれも面倒。いずれにせよCMカットはいる。
さてどうしよう。このまま破棄してしまうのか。
思うに一番のHDD/DVDレコーダ対策は、コピーワンスなんぞせこい仕様を策定することではなくて、放送するものを長時間番組ばかりにしてしまうことなのかもしれません。
こうすれば低画質で録らざるを得ないし、CMカットもしたくなくなるし、再エンコードもしたくなくなるから垂れ流すためにアップロードする人も減る。Winny対策も進んでいるようだし。自動CMカット機能には、CM業界と連携してCMと番組の境を検出できないよう音声を編集して対抗する、と。
これからはひたすら長時間番組の時代にしよう。あらゆる映画、アニメ、ドラマはDVDに収まらないようにする。素晴らしいアイデアだ。
でも私、長すぎる番組は見ないようにしていますのであしからず。
そうか、次世代DVDの存在があるか!?
…うーん、高解像度の番組が増えてくれば、自然と高レート高解像度で録画するようになるからDVDの容量がン十ギガに増えたところで容量が増えた感じがしないのではなかろうかと…。
永遠にMPEG2を用いるのであれば話は別だが、H.264とか普及始まってるみたいだし。H.264はいずれDVDレコーダにも採用されるのか?ああ、そうなれば圧縮率が高いか…ううむ。はたしてどこまで縮まってくれるものやら。この点は興味あり。
それとパソコンによるエンコードだが、CPUは速くなるので長時間番組もOKの時代が来るのかと思いきや、デジタル放送による画質の向上と、CPUの性能向上に合わせて保存時の解像度も大きくしたくなるのが人情。となればやはりエンコード時間は縮まらない。
そんなわけで、DVDの大容量化とCPU速度の向上と放送映像の品質向上は全部セットで考えることになるので、長時間番組によるコピー対策はそれなりに有効であります。
明日からドラマは一話三時間、うちCMが四十パーセントの方向で。で、コピーワンスは廃止。以上。