幽霊の日
七月二十六日は、幽霊の日だそうであります。
今日、わけあって怪談について調べていて、このことをたまたま知ったんだけれど、この偶然には何か意味があるのか、と考えてしまったくらい背筋にゾクッと来た。
せっかくなので、基本的なところで「東海道四谷怪談*1」について調べた。伝統的な「お岩さん」の怪談は、子供の頃に祖母から聞かされてはいたんだけど、一つの作品として完結している小説なり映画なりを見ていないので、全体像がよく分からなかった。
で、ひととおりの中身と経緯を調べてみたのだが。
「東海道四谷怪談」というのは、元祖となっている四谷怪談の派生ストーリーで(つまりオリジナルではない)、仮名手本忠臣蔵とのセットで語られる連続物語だったんですな。
お岩さんにまつわる伝説にはいろいろなものがあるようで、最初に上演された江戸時代はもちろん、昭和後半にいたるまで、映画制作や上演に関わった人の中に、呪い殺される人や奇妙な事故に遭う人がたくさんでているのだとか。
自分の作品を子々孫々まで語り継ぐには、呪いを込めるのが一番かもしれませんな。私の作品にも、目一杯の怨念を込めておこうと思います。