介護施設をサーチ中

敬老の日ですね。老人関係のお仕事に就かれている方は大忙しです。

今日は自分たちの親が要介護になったとき、どうするかについて。あるいは自分が老人になったときにどこに行こうか、など。ちょっと考えています。

私の祖母がケアハウスにいられなくなったため、私の父らが介護施設を探しております。

で、私自身もこの手の話を知りたいなと思っています。身近に介護のプロがいるので、情報収集してみました。いやはや、老人問題というのは本当に大変でありますな。

実際に要介護の老人と接したり、介護してもらえる施設などを探そうとすると、いかに難しい問題であるかが伺えます。

私の祖母の場合、私設の老人ホームに入る方向で話が進んでいるようです。金のある人は老後も安心、金のない人は要介護者や患者になってはいけないという切ない現実。祖母は努力しました。

結論

先に、ハッピーな親孝行をするための、もしくは老後を過ごすための、結論を纏めておきます。

特に、以下のうち2か3いずれかの条件を満たせれば、随分と楽ができると思います。満たせない方は、この後で紹介する「コロッと死ぬ」を参照してください。

  1. 早めに結婚しましょう。22〜30歳くらい
  2. 結婚したら子供をたくさん作りましょう。最低三人を成人まで育ててください
  3. 貯金しましょう。1億円あれば自分の分は盤石
  4. 公務員などの高額年金受給者になりましょう
  5. 施設入居者には女性が多いです。旦那と子供は計画的な調達を。あるいはキャリアウーマンとして徹底的に金貯めてください

一般論としてはやはり子供三人という選択が無難でしょうかね。養育費は安価に抑えて、一人あたり二千万かけると考えれば、合計六千万円の投資で済みますからな。

私の母いわく、介護老人ホームの入居者は、ほとんどが高額な年金をもらっている人か、若いときにたくさんの貯金をした人、収入の多い仕事をしていた人(の妻)だそうです。

他は在宅介護を選んでいることになります。それか一発死に。

入院の場合は介護施設を上回るカネがかかりますね。金のない人は治療を受けずに死を選びます。

ちなみに、私が脱水症状により倒れた日、一晩入院しただけで5万円かかりました。老人の場合は保険の差で費用が三分の一になりますが、そのぶん治療費がかさみますからねえ。

コロッと死ぬ

運命とはなかなか制御できるものではありませんが、普通の生活人が死ぬときはこうありたいものです。

特にお金のない人、子供の少ない人は、これ以外の選択肢はあり得ません。

尊厳死の議論なんてしてる暇はありません。ウダウダ言う連中の言葉より苦しんでいる患者がどう選択するかの方が先決に決まってます。今日、今現在起きている問題だから。思い立ったらサックリ殺してもらいましょう。

まあ、悪あがきするのも人生だとは思いますけどね。末期には、なるべく多くのエンドルフィンが分泌されますように!

金貯めてる人はしぶとく生きてください。全部使い果たしてから死にましょう。

自宅で介護

家の中で介護する。これができる人を国民は尊敬します。できるならみんなで応援しましょう。

最終的には、地域ぐるみでこれをやる風潮を高めていかないと、とても老人問題は解決できません。あるいは消費税率を60%*1くらいまで上げるか。

ボケ老人の存在が恥ずかしいから近所には秘匿しておくなんて、くだらないことを考える団塊世代のマネをするのは止めておきましょう。彼らがボケる頃には、そんな風潮はゴミ箱にポイです。これから老人だらけの時代が来るのだから。ボケた親を連れて近所を散歩しに出かけ、同じように道を行く他のボケ老人とその子供に挨拶しましょう。

けれど夫婦共働きの場合など、自宅介護はどうしても無理ということもあります。そういうときは、他の施設に要介護老人を入居させることになります。ただし、前提として金がかかります。金がないなら共倒れの覚悟をして仕事&介護です。訪問サービスも利用することになります。

ケアハウス

ケアハウスは自立している老人用、つまり自分の力で生活できる能力のある人に入居が限定されています。要介護の人は入れません。

ケアハウスは最高です。ここは要するに、老人専用の待遇がついている普通のアパートなんです。若い人間なら誰しもが憧れる(?)、自由満喫の世界であります。私も祖母の部屋を知っていますが、素晴らしい環境です。アパート借りるならあそこにしたい。

補助その他によりアパート代程度の入居費で三度の飯は出てくるし(場所による)、三百円程度の料金で掃除や買い物してくれる人を呼べるし、きちんと断りを入れれば外泊だってOK。風呂や食堂は共用だったりしますが。普通に働けるほど元気な老人が住んでいることもあります。

がんばって貯金をしたか、子供を何人か作ってある人は、老後はここに入れてもらいましょう(もちろん、子供が仕事などの都合で親を養えないときです)。夫婦で入れるところもあります。

特別養護老人ホーム

安い料金で入れる介護つき老人入居施設です。俗に「特養」と呼ばれます。安ければ月額十万円ほどで入れるようです。

致命的なことに、ここは大人気の施設ゆえ、入居希望者は空きを待つことになります。長蛇の列ができています。空きを待つとはすなわち、入居者が死ぬのを待つということ。入居者が亡くなると、待っている人が入れます。入居は、程度の厳しい要介護者が優先されます。

費用にもよりますが、入居後は四人部屋などに入れられるケースが多いようです。現実的な問題として、介護の人間が対応できる老人一人あたりの時間が限られるため、入居者が雑に扱われる傾向はあるようです。

試しに一人の人間が、三十分の間に四人の寝たきり老人にご飯を食べさせる場面を想像してください。これは福祉にかける人手が圧倒的に不足してい(以下略)

ええと要するに、介護の現場は修羅場ですよと。

介護つき老人ホーム

介護つきの老人入居施設です。金のある人は親をここに入れることができます。

親一人あたり月25万円くらい出せる人はどうぞ。もちろん老人自身が貯金してあるケースもありますが。

あるいは1億円近い金を最初に用意して、死ぬまで入居を保証してもらうなんてこともできるようです。庶民の場合は、宝くじを当てれば入れそうですね。老人が一億円を当てるというのは、それなりに合理的なんですな。

金をかける分、特養よりは待遇がいいことが多いです。

*1:消費税率はノリで決めています