高速電脳が倒産したらしい

秋葉原にある「高速電脳」というお店が倒産したそうだ。秋葉原に詳しくない私にとって、この店が有名であることは知らなかったが、とても重要なところでお世話になったことがある。

アキバの老舗パーツショップ「高速電脳」が“事実上の倒産”
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0801/31/news050.html

実は以前、CPUファンが故障したときの修理方法を教えてくれたのが高速電脳である(http://d.hatena.ne.jp/kumashige/20060205/1139139404)。どうしても手に入らないCPUファンを手に入れるため、かすかな希望を抱きたどり着いたのがこの店だった。別の店の店員が「在庫があるとしたらここにしかない」と言って、高速電脳の存在と場所をこっそり教えてくれたのだ。

高速電脳に行っても結局、ぴったりなCPUファンは手に入らなかった。でも、ちょっと会話をしただけで店員の知識の豊富さは瞬時に分かる。他店とは反応が全然違う。

そして私が助かったのはその後だ。高速電脳は、すでに市場に出回っていないCPUクーラーについて、店オリジナルの冷却システムを考案している店なのだ。専用パーツの在庫は簡単には手に入らないので、店オリジナルの組み立てキットを売っていたり、尋ねれば対策方法なんかを教えてくれる。

私が探していたCPUファンも入手不可能ということで、かわりに店オリジナルの冷却システムを教えてくれた。「Xeonならそれとそれを使って、このように組んで冷やすのがお勧めです」。当時直したマシンはいまだに現役である。

CPUファンには代わりが見つかったが、いざというとき店の代わりは見つかるだろうか。