編集ツール側の配色の問題

編集ツールの配色について。Desigeon編集ツールのようなフォームアプリで配色は重要な問題だ。今回は美しさの話ではなく使いやすさの話である。

デザインがあまりにひどいとツールに触れる気にならないけれど、利用者に環境依存の配色を押しつけるのもどうかと思う。ここをご覧の皆さまがデスクトップをどのような配色で使っているか、私はまったく関知していない。私と違う色でパソコンを使っている人もいる。

来訪者の環境を無視した配色のウェブサイトがごまんとあるのと同様、アプリケーションだって配慮していなければ、環境依存のデザインなんてすぐに出来上がってしまう。

Desigeonにはこの部分に問題があるようだ。

私の標準の配色

まず、以下は私の標準の環境で表示した編集ツールの画面である(下に表示されているものはサムネイル画像です。本体を見るにはリンクを辿ってください)

自分で言うのもなんだが、落ち着いていて無難な色調だと思う。

ウィンドウズクラシックデザイン「レイニーブルー

ここでデスクトップ環境を変更して、ウィンドウズクラシックデザインの「レイニーブルー」配色を適用する。すると同じ画面が以下のように表示される。

こちらはメモの背景色が浮いてしまいデザインが悪くなることと、タブの文字が見えにくくなってしまう問題が起きる。

「ハイコントラスト」になると見えなくなる

さらに「ハイコントラスト」にすると致命的である。


原因

これらは大部分がアプリ側に起因する問題だ。カラーコードをキメ打ちで指定する色と、デスクトップ配色を利用する「システムカラー」がごちゃ混ぜになるとこういうことが起きる。

デスクトップ環境の配色変更は、よほどひどい設定にしない限り利用者側の落ち度と呼ぶには酷なので、この辺はアプリがある程度追従できないといけない。「RPGツクールXP」では問題が起きにくい。

問題

すべての色をプログラマが指定すれば問題は解決するが、労力の問題がある。それに、Desigeon編集ツールは事務的なアプリなので、デフォルトのカラーを基調とするのが既定路線のつもり。

けれどもシステムカラーだけでデザインすると味気ないデザインになるし、場所によっては説明文が読みづらくなる。文字色と背景色のコントラストには自由度が欲しいのだ。細かい部分だがちょっと悩むところ。