召喚系コマンド
戦闘中に、エネミーグループ数とPC人数を増やせるようにするので、急にいろいろなことができるようになります。ただし各パーティとも、上限は10です。
召喚コマンドは、先日お話ししたエネミーの戦術更新で解禁される機能でもあるので、そのテストも兼ねています。これまでは、戦術の仕様に阻まれて作ることができませんでした。
コードはあらかた書き終わってるんですが、チェックはこれからです。どこかで見切り発車の予定。
更新するコマンド
- 仲間を呼ぶ
- 敵味方から対象を選べるようになり、数を指定できるようになります。選んだ対象と同じキャラクタが仲間に加わります。グループは増やすことができます
- 複製
- 旧「分裂」コマンド。「仲間を呼ぶ」と同じ更新点
追加するコマンド
- 新たに呼ぶ
- シナリオが指定したエネミーの種類を仲間に加えます。あとは「仲間を呼ぶ」と同じ
- ランダムで呼ぶ
- 候補の中からランダムで選ばれたエネミーが仲間に加わります
- パーティを呼ぶ
- シナリオが指定したエネミーパーティを丸ごと仲間に加えます(2008.7.20追記。v1.24現在、未サポートとします)
- 変化
- エネミー専用。シナリオが指定したエネミー種への変身・合体・分裂です。この三様は同じことなので、ひとつにまとめてあります。インプットが複数、アウトプットが複数。どちらかに1を指定すれば、それを分裂と称したり合体と称したりするだけのことで、やることは同じなワケです。3体が合体して7体に分裂、なんてのもOK
- 模倣
- エネミー専用。戦場にいる誰かと同じキャラクタに変化します。機能は「変化」ですが、モノマネする対象を選ぶところが「仲間を呼ぶ」「複製」と同じです
- 寝返り
- 対象を、対象の逆方に寝返らせます。味方に使うと敵に寝返ります。プレイヤー側PCがエネミー側に寝返ったら、逃げてもらうか殺すかしないと勝てません
「変化」と「模倣」はエネミー専用です。この二つは元キャラクタを破壊する機能なので、PCに解禁するととんでもないことに。
気になるところ
- PCやそのクローンを倒しても、経験値はゼロです
- 「変化」「模倣」後のエネミーの経験値は、新しいエネミー分だけが有効です
- 寝返ったエネミーの経験値については検討中。どうしたらいいだろう
- 「仲間を呼ぶ」などのコマンドでPCを呼んだときの表現が変です
- 敵PCにエネミー用の戦術は適用できないので、バカ戦術を使ってきます
- 「変化」「模倣」による合体数は範囲を指定できますが、合体数を変化後の能力値に影響させることができないので、範囲を設けるメリットがほとんどありません。いずれこの仕様はあらためたい
- 一度鑑定されたエネミーが未鑑定のグループに入ると、未鑑定に戻ります
PCが絡む召喚系コマンドは、いくつかの点で不自然・不都合を感じることがあるかもしれませんが、それを問題とするかはシナリオ作者各位の裁量に委ねます。使いづらければ対象者の設定から外す工夫をシナリオ側ですることになります。召喚コマンドに限らず、問題を感じた部分は使わないことが前提です。
メッセージの定義がある程度自由にならないと、コマンドの表現を、シナリオ作者のイメージ通りに変えることは難しいです。