ダンジョンクルセイダーズ2本編終了(アダルト)

3DダンジョンRPGの「ダンジョンクルセイダーズ2」、本編が終了しました。よかったです。

最後、主人公抜きの二軍パーティのまま最終戦っぽい戦いに突入したのでどうなることかと思いましたが、アイテムを惜しまず投入して、何とか撃破しました。

エンディングが終わった後、「この後はやりこみプレイです」とわざわざメッセージが表示されるので、そういうことのようです。エクストラダンジョンが出現しました。今後は、残り半分のイベントを回収すべく、もっとゆっくり進めていこうと思います。

以下、クリア時のステータスです。

  • プレイ時間は約37時間
  • CG・シーン達成率は五割
  • 任意参加のクエストは六割ほど消化したと思われる
  • ダンジョン攻略率は8〜9割。百%にこだわらず
  • 一軍パーティのレベルは68〜76
  • 全滅回数は通算七回ほど。同じ場所での全滅はない
  • 最後、主人公抜きで攻略終了した(が、攻略は簡単ではない)
  • レベル上げ・アイテム探しはほとんどしていない
  • アイテム・金は惜しまず投入した
  • 希少アイテムはあまり出現していない
  • キャラクタ全9名のうち、ほとんど育っていないキャラクタが2名いる
  • 攻略サイトはほとんど見ていない

大変だった場面

攻略が大変だった場面は、モンスターが先制攻撃すると同時に、パーティ全体に麻痺・混乱攻撃を仕掛けてきたときです。対策があまり無いので、運を天に任せる場面が続く箇所がありました。例えば全体麻痺→致死攻撃→致死攻撃とか、いったいどうしろと……と、なります。

しかし対策が皆無な場所はないようです。防御手段を講じるのが攻略のポイントでした。

レベル上げやアイテム探しはなるべくしない方針でした。苦しい箇所でも頭を使い、手持ちのアイテムと金を使えば攻略できるようになっています。

エロシーンの密度が薄い

エロシーンは盛大にスキップしてきたし密度が薄いので、やりこみプレイでも数値をカウントするのが目的になりますね。エロのテキスト量は多い印象があって、もし全部をまともに読んでいたら、プレイ時間が2〜3時間は増えるのではと思います。

この辺の担当はかぐやファンにお任せします。

ダンジョンの広さと構造

ダンジョンはとても広いです。私の経験上、固定ダンジョン物としては過去最大級だと思います。広く明るく、気軽に記録済みマップを開けます。

迷路は、ほぼ全域を歩かないとゴールにたどり着けない構造のものが多いですが、踏破率を百%にしなくても突破できるし、百%を志してもメリットが小さいです。クリアまでは、突破すべき冗長な道のりと割り切って、ゴールに突き進んだ方が良い感じです。

迷路の外観

迷路の外観が結構変わります。サプライズ、と言えるほどビックリする迷路は現れませんが、景色について飽きることはないと思います。意図的にレベル上げをしたりアイテム収集に走ったりしない限り、歩く距離にウンザリした頃に区切りのガーディアン戦が来て、迷路の外観が切り替わります。

仕掛けは少ない印象

ダンジョンの広さの割に、仕掛けに関するバリエーションは少ないです。仕掛けというのは、たとえば罠があるとか、一方通行の扉があるとか、床がゴニョゴニョするとかです。この点、ウィザードリィにプラスαした程度、世界樹の迷宮と同じくらいの印象です。

攻略を効率化せずとも良い

戦術の要である「スキル」の効果がほとんど知らされていないこと、キャラクタを成長させる際、実際に死にスキルが多くて、育成に失敗した分を取り戻せない問題があります。

ただ、スキル構成を研究し突き詰めて育てなければならないほど、難しいゲームでもないと感じます。

攻略を見るより、頭とアイテムと金を使って、戦力バランスのムラを補う工夫をする方が重要で、楽しいと思います。例えば、「氷の攻撃」を多用するモンスターを相手にするとき、プレイヤーにとって「氷防御」を固める価値が高くなりますが、わざわざ氷防御用のアイテムを探しに出る必要はないです。街に売っている装備品を、高価ですが“必要に応じて”買っていければ十分資金が足りるし、用が足ります。

パーフェクトな攻撃・防御を揃えて出かけるのではなく、対処療法を繰り返してみると楽ができます。

他には、HP回復をスキルに頼らず、危ないときは「全回復アイテム」などの高価なものを惜しみなく使ったりと。なぜポーションや、耐性をアップするアイテムが溢れるほど手に入るようになっているのか、考えると答えが出ました。

攻略サイトを読んでしまうと、その瞬間に別のゲームになってしまうことが往々にしてありますが、ダンジョンクルセイダーズ2もその例に漏れないように思います。

動作速度と操作性の問題

戦闘での画面エフェクトスキップがほとんど効かず、もっさり感が強いことは以前述べたとおりです。また、パッド・マウス共に操作系には最後まで慣れず、この点はいまいちだったと思います。

一度に出現するモンスターの数は最大4体と少なく、アニメーション量の割に時間を食わないのが救いです。

もう少しかかると思っていた

本編については、もう少し長いと踏んでいました。CG達成率や後発キャラクタの参加時期を鑑みて、終わりはもう一章先になるのかと。

さらに、終盤は中盤に比べれば若干、難易度が落ちました。というより中盤が苦しすぎた印象があるので、終わりが良かったのだと思います。

後発参加のキャラクタはほとんど使っていませんから、このままだと消化不良なのですが、エクストラダンジョンが出現したし、クエストがだいぶ未消化なので、まだ楽しみはありそうです。

ゆっくりと、寄り道せずにゴールを目指したい

ゆっくりと、だけどあまり寄り道せずにゴールを目指すゲームでした。

大半のダンジョンは後から再攻略できます。各層の最後を守るガーディアンモンスターも、ほとんどと再戦できますし、彼らは固有の希少アイテムを落とすこともないそうです。

育成と戦闘を繰り返すゲームとしては、期待より良かったです。PCゲームはコンシューマゲームに比べて単価が高い傾向があるので、購入したことを後悔しない水準のものを、ノウハウが不足しがちなアダルトゲームメーカーが提供してくれたことは収穫でした。アダルトゲームである必要はありませんが、この手のゲーム界隈には盛り上がって欲しいと思います。