たまに計算を間違えるint、スペルミスするstring
jokeクラスを標準ライブラリに搭載したプログラミング言語があってもいいと思う。
たまに計算を間違えるintとか。計算させるとしばらく考え込むdoubleとか。ちょっとエッチでスペルミスするstringとか。
longはちょっと難しくて、性別がある。男タイプのlongか女タイプのlongかで、振る舞いが違うので扱い注意。インスタンス化の時点では区別できないので、実行して、バグったらもう片方の性別を疑って分岐させ、両方の性に適合するよう作ること。ヒントは性と婦。
shortは3ビットしかなくて、計算のたびに右か左に1ビットローテートする。あと、正と負の比較は間違った結果を出す。それ以外は変な癖がないので、それなりに素直な計算結果を出す。他の変数のじゃじゃ馬ぶりに困ったら、shortだけでプログラミングしよう。
boolの挙動はオリジナルと同じ。ただ、二個以上作ると、プログラマを浮気者と非難してfalseしか返さなくなるので、インスタンス化するのは必ず一個までにしよう。ちなみにif(条件){}とかやると、条件判定を終えたときに一個、インスタンスが生まれる(そしてすぐ破棄される)のでご注意を。
それぞれの型に心地よい処理をさせると、しばらくはちゃんと動くけど、まじめに働かせ続けるとへそを曲げて、そういった変な動作をするようになる。もはやプログラミング自体がゲーム。ちゃんと動いたらゲームクリア。さぁ張り切って素数を十個見つけて、表示してみましょう!
一応、インスタンスはそれぞれ成長するので、しばらく弄くり回していると、ちゃんと処理をする場合がある。これが初心者に勧める攻略法。ただ、そういう経験値稼ぎが作業的で面白くないという人は、50ステップ以内で解を見つけるという、縛りルールを設けてはいかがでしょう。
私はファイナルファンタジーの経験値稼ぎの方がいいから、やりません。