塾は休みにしづらい

近づく台風の影響で、明日は県内の小中学校がほとんど休校になるそうで。

問題は塾である。学校からは「危ないから家から一歩も出ないように」と児童たちに通達が行っているようなのだが、塾に通う子が多い昨今、家から出ないわけにはいかない子も多いはず。

私の母もそろばん塾をやっており、生徒の親御さんから休校の件で電話が来て対応に頭を抱えていた。学校が休みならウチも休みにすべきだろうか、と。

ところが報道によると台風は夕方には離れ、弱まるとのこと。小学校にとっての問題はとりわけ午前中に集中しているから休校もやむなしだろうが、夕方から開く塾の方は安泰かもしれないのだ。

それでも児童から見れば「一歩も出るな」と言われているし、学校が休みなら塾も休みたいしで、かなりの問題である。

母のそろばん塾では結局「各家庭の自主判断に任せる」ことになった。

各家庭の自主判断に任せると言うことはつまり、塾側として何もしないのと同じである。塾に我が子をやるべきか親御さん方には大いに悩んでいただいて、ウチとしては素知らぬふりを決め込もうという方針、というか方針ナシということになる。

塾に通う子を持つお母さん方、このような場合において塾からなんの連絡もなければ、つまり相手は何も考えてないということで楽に解釈され、気軽に来て(あるいは休んで)いただきたということで、どうかひとつ。