福袋のこと

私の親戚の一人は、元旦から福袋を売るために出勤したらしい。

売るほどの福が今のデパートにあったとは意外だ。それとも売れ残った服がたくさん入ってるんだろうか。

在庫処分といえば聞こえが悪いけど、去年の服を今年の福に変えるんだと謳えば、なんとなく景気づけっぽい話にはなりそうで。服を売り、福を買う。こういうのをホントの売り言葉に買い言葉と言うのだ。マジウソ。

どうせならメイド服やスクール水着でも入ってたら面白そうだと考えた。だけど実際にあったら“メイドはもう売れない”ことを暗示されてしまうわけで、界隈にとってはつまらないのかもしれない。

そうえいば、一部の男性にとって、福袋といえばどこかの雑誌の袋とじである。“一部の男性”なんて書くとまるで他人事のようだけど、要するに私の感覚のことである。話がずれますが、当雑記ではこういう逃避的なレトリックが時折出てきますので観察して、見つけたら腹で笑ってくださいませ。

そんなわけで1万円のギャンブル袋より、男性向け袋とじの方がよほど福があるような気がするんですが、皆さんはいかがでしょう。今年もよろしく。