ひとりかくれんぼの恐怖

怪談の世界には「ひとりかくれんぼ」という遊びもあるらしい。

その手順を見てみたけど回りくどい。しかもぬいぐるみを手荒に扱わねばならないなど、とても刺々しい手順が入る。

かくれんぼの体裁はとっているけど、その名の通り、一人で遊ぶことが前提になっている。だから友達と遊ぶ「こっくりさん」ほどには面白くなさそうに見える。でも面白いと思って遊ぶ人もきっといるに違いない。ゲームは人それぞれだ。


調べていると「霊感」とか「霊感が強い」といった言葉をしばし目にする。この言葉については、ウィキペディアを見てもまともな書かれ方をしていないので、ほぼ完全に想像だけど、「霊」がなんであるかを定義した人が「霊を感じる力が強い」と自己主張した結果の造物ではなかろうか。

きっとウィキペディアにも書きづらい言葉なんだろう。共通の定義がはっきりしないまま使われてしまう言葉というのはわりと多い。霊感の場合、霊能力者が個人で意味を定義をするため、結果として信用を失っている。

例えば、私は霊感が強いと言ったらどうだろう。

霊とは、このように指などを動かして、パソコンのキーボードを叩かせようと活動する存在のこと。それは皮下細胞の中に住む生命体のような存在である。これは大部分の人が持っているが、この霊たちと交信する能力を持つ者は数が少ない。交信能力のある私なら、他人にブログや、コメント欄のコメントを書かせることなど容易である。

私は霊能力者である!


仕分け人に頼んで独立行政法人でも作ってもらったらどうだろう。霊感協会とか。これで霊感の定義が決まる。

なんて書こうとしたら、組織という意味ではすでに「日本心霊科学協会」なる財団法人が存在することが分かった。たぶんこれ一般組織だよね。