Elona店で目撃した驚きのアイテム

何でこんなものが売ってるんだワハハ的な。このゲームでは突っ込んだら負けです。

つまらないおみやげ: 作者のセンスに思わず膝を打った一品が「つまらないおみやげ」。自らつまらないものと名乗りつつ商品化してしまうところがすごいが、もっとすごいのはその値段である。最悪のボッタクリ店として知られる「土産物屋」で売られるため、一個の値段が家の一種である「セレブ邸」よりも高い。ＮＰＣに渡すと主人公への好感度が上がるが、効果は価格ほどすごくない。渡すときにはきっと「つまらないものですが」「本当につまらないものですね」とお約束のやりとりをするんだろう
雪をかぶったモダンな街灯: なんと街灯が売られている。街灯というのは街にある明かりのことを指すわけで、それを買ったところで街以外で使えば街灯とは呼べないはずである。だがElonaの店では「街灯」と称されるものが売られているのだ。とくに「雪をかぶったモダンな街灯」は私のお気に入りなので集めている。とてつもなく重いので、強くならないと持ち運べないが、これを我が家に持ち帰って、嘘くさい田舎の山村を作るのだ
風化した墓: なんと墓が売られている。墓アイテムには何種類かあるが、中でも「古墳」があるのに驚いた。新品でも古墳と読む。それと「風化した墓」や「崩れた墓」というのもあるが、これらはどういう商品なのだろう。風情を醸すためか、墓荒らしでもして奪ってきたのか。いずれにせよ妄想力爆発の燃料になる
雪だるま・雪かかし・雪: なぜか溶けない雪アイテム。ひょっとしたらニセ雪で作られているのかもしれないが、同じものを街の子供たちが作っているので、おそらく本物の雪なのだろう。たまに子供たちが価値の高い雪だるまを作ることがあるが、「ミスリル細工の王家御用達の雪だるま」などを雪だけでどうやって造っているのか、ぜひ知りたいものである
地雷: 地雷は武器屋に売られているものかと思いきや、なんと「土産物屋」に売られている。観光客に地雷を買わせて何をさせようとしてるんだ！？
焚き火: 調理器具の一つである焚き火。なぜか持ち物に加えても飛び火することはなく、消えることもない。初期洞窟に落ちているので、拾えば即席の調理器具になるが性能が最悪。だが、みすぼらしい家を演出するには欠かせないアイテムだと私は思っている。風情あるゴミ
冷蔵庫: 冷蔵庫に入れた食べ物は腐らない。Elonaにおいて食糧不足はゲームオーバーの危機でもあるので、腐る食べ物を保管する道具がある。便利なのに自宅でしか動かないのと、容量が小さい。きっと街では電気ドロボウになるから使えないんだろうね
絵画: 芸術の街があるくらいなので絵画がある。用途はもちろん、家に飾っておくだけ。一番高価な「絵画《ひまわり》」はゴッホ作だろうか。たくさんあるからどれも贋作だろうけど。種類が少ないので集める楽しみは薄いが、何かのはずみでもらうとなんとなく嬉しい高級家具である
王座: 王座というのは王様が座る椅子のことだろう。それが街の雑貨屋で手に入るというのは、国家の体面上、問題にならないんだろうか。使い道はもちろん、自宅に置いてウワッハッハと威張り散らすくらいしかない
赤いガシャポン・青いガシャポン: 私の子供の頃にはガチャガチャと呼んでいた。カプセル自動販売機のことである。この販売機は値が張るものの、自宅に置ける。それぞれのガシャポンにアイテムの「100YEN硬貨」または「500YEN硬貨」を投入するとランダム生成の装備アイテムが手に入る

街灯などの明かりアイテムは自宅に置くものだけど、自宅には夜が来ないのであまり風情が出ないのがちょっと残念。でもＢＧＭを差し替えたりして工夫すれば、雰囲気を作りやすいゲームだと思います。