IE7にタブブラウズ機能搭載

http://japan.internet.com/webtech/20050517/12.html

しばらくメジャーバージョンアップがご無沙汰だったが、IEにもとうとうタブ機能搭載ということで。

私はIEは使わず、Firefoxを利用していて、一時期Operaも使用していたが、タブ機能はほとんど使わなかった。今でもタブ機能は使いづらいと感じており、新しいページを開くときはほとんど毎回、新しい窓を開いている。Operaは、タブ機能を使用しないと利用価値が低いと感じるので、結局、どのような使い方にも耐えるFirefoxに落ち着いている。

IE6は、ネスケFirefoxOperaよりも軽いように感じる。当初はこの軽さが魅力でIEから離れることができないでいた。今でも、制作したHTMLのテスト表示を見るたびに、IEは軽いな、という印象を持つ。

IE7も、タブ機能が搭載されるのであれば、今後のメインブラウザの選択肢として視野に入ってくることは十分考えられる。ただ、例によってIEはセキュリティが心配だ。リリース当初に使うことなど考えられない。世界中のクラッカーたちが、IE7のリリースと同時に、これみよがしに爆弾を投げつけてくるに違いないのだ。

ところが、IEのシェアのなんと大きいことか。日本では94%近くの人がIEを使い続けているという。一方で、Firefoxのシェアは3%に満たない。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/05/13/7593.html

現在ではIE6にも安定感があり、選択肢として悪くないのだろうが、先日の価格コムのウィルス問題でも結局IEユーザーが貧乏くじを引いたようだし、IE7が出てまたセキュリティ云々のトラブルが発生すれば、再びマイクロソフトが槍玉に挙げられることになる。

他のブラウザとて、決してセキュリティは万全ではないと思うのだが、シェアの大半をIEが握っている以上、IEばかりがクラッカーたちのターゲットになり、結果として94%の人が無駄なコストを増大させることは目に見えている。

ある程度ユーザーが分散し、それぞれがセキュリティ対策を競争しあう方がいいように思えるのだが……、危機管理に無頓着な日本人らしく、IEの人気が高いのはやはり「最初からタダで付いていて、インストールの手間がかからない」からだろうか?