v1.14の状況確認

サンプルゲーム

サンプルゲームは、大部分が春の段階で作り上げた機能のみを用いてシンプルに構成してあり、モンスター能力値自動決定機能を実装したときにほぼデータ入力済みです。

メッセージファイルを追加すれば、すぐにでもアップロード可能な状況にはしてあります。ただ、今は別件でドタバタしているので控えています。別件の作品もそうですが早いところ、どこかに投げて一息つきたい気分であります。はぁ。

そして、以前から語っている通り、追加機能が未完です。ゲーム的な追加機能は盛り込まずに、シンプルなままのサンプルゲームで話を進めていこうと思います。

数ある追加機能のうち、もっとも重要な“コントローラ対応”だけは一部の画面を除きできあがっているので、おそらくサンプルゲームの提供のみを先行して行うことにして、ツールの公開は様子を見ると思います。

サンプルデータについては、ルールとシナリオデータがまるごと変わっているものと考えてください。

おそらく、従来のデータは使わず、再設計し直した方が楽だと思います。

新しいデータについても、実際には以前からアップされていたサンプルを元に編集してあるだけですので、古いデータを読み込んで修正を施し、完成させることはできるかもしれませんが、とても大きな労力が必要になると思います。

新しいサンプルデータはかなりシンプルになっており、編集インターフェースも(以前に比べれば)だいぶ使いやすさを考慮したものとなっているので、おそらく理解はぐっと楽になるものと思います。

ゲームそのものは、カーソル対応という大きな進歩があるためか、ファミコンWizardryに近いテンポで遊べます。意外に中毒性があり危険です。もはやコントローラ以外では遊べないと思います。

規模は地下六層、モンスター約120種、アイテム約120種。種族・クラス・呪文・成長速度の構成はほぼファミコン版Wiz#3に準じ、クリアレベルは15〜18程度。能力値構成も同じですが、そのルールは以前にも述べましたが、Wizを参考にしてはいるものの、作りやすさを重視して独自色が入っています。

マップは七割程度がオートマップにしてありますが、右上のレーダーサイトはどのようにしようか迷っています。全体地図を表示するMAPの呪文は何度でも使えるようにしてあります。

全体としては、すでに何度かクリアして、宝探しに没頭するところまでテストできているので、まぁサンプルとしては合格点をあげてもいいかなと。道順を知っていれば一晩でクリアできる規模とテンポになっています。

シンプルにと書きましたが一応、真新しいところもあって、キャンプ・友好的なモンスター・不意打ち・アイテムによる転職(盗賊の短刀相当)などはWizardryにありながらこれまでなかった機能として、Desigeonにも実装してあります。あと、ダークゾーンはちゃんと外観も効果もダークゾーンになっています。

鍵や、通路に生成される宝箱と罠は取り払ってあります。ただしピットとターンテーブルだけは健在です(ターンテーブルは、厳密には罠ではありませんが)。

状態付加時の不正落ちの不具合

以前、打診のあったクリティカルヒットの不正落ちの件ですが、これは原因がほぼ特定できて、制作中のバージョンでは直っているものと思われます。

ただ、次バージョンでは、能力値や状態に関する従来のデータは(かなり編集ツール側で修正しないと)使えませんので、厳密には確認できません。

モンスターの行動許容回数に関する不具合

モンスターの行動許容回数についてですが、この問題については仕様まで含めて再検討中です。

モンスター側の行動については、MPの残量がゼロの場合は行動選択を行わない仕様でいいと思いますが、コマンドの有効無効を判定するプログラム部品をプレイヤー側の処理と共有しているため、修正を施すにしても、これまで曖昧だった以下の仕様を確定させてからの方がいいと判断しました。

  • MPの残量をコマンド選択の時点で判定すべきか
  • 射程距離をコマンド選択の時点で判定すべきか

他の多くのコンピュータRPGでは、コマンド入力の時点で上記を判断するケースが多いように思います。ですが今のところ、Desigeonでは保留としています。

さしあたり、射程範囲外で使えない魔法使いの“戦う”コマンドなどは、メニューの中でも下位に下げて入力しづらくしてあります。MP不足の呪文については何も対処していません。

音楽ループ異常

音楽のループが正常に行われない件ですが、次バージョンではまだ直しません。

演奏プログラム差し替えの段階で一気に直ると思います。