孤独なゲーム(UOより)

結論のある文章ではないが。気になったことがあるので、メモとして残す。

かつて現役のウルティマオンラインプレイヤーであった頃、どこかに転がっていたUOサーバを、個人で動かしてテストしたことがある。

テストしたサーバの機能

  • すべての土地が自由であり、家は建て放題、家の飾り付けもし放題
  • 街にはちゃんとNPCがおり、店が運営されている。街に犯罪者がいれば、守衛を呼んで退治できる
  • UOクライアントは、ひとつの端末で複数起動できる。やろうと思えば、一台で複数のUOキャラクタを操作できる
  • モンスターやアイテムの生成は、オリジナルと同じく定期的に行われる。したがって、アイテムを入手したりモンスターを退治しても、時間が経てば何度でも探せる。結果として“永遠に遊び続けられる”というUOのテーマは満たしている
  • ゲームマスターの権限を持っていれば、いつでもアイテムを生成したり壊したりできて、能力値も自由に弄れる
  • ゲームマスターの権限を持っていれば、アイテムやモンスターの生成ポイントを、自由に設置したり廃止したりできる

一人で、あるいは弟と二人でテストしたときの印象

前述のようなUOサーバを動かし、弟にテストを頼んで、数時間それぞれ別個に、世界を歩き回ってみた。その時の印象。

  • とてつもなく世界が広く感じられた
  • 行動の目的が見いだせない
  • 激しい孤独感に苛まれた(この孤独感は、“空しさ”に似ているが、決定的に違う点がある。絶望的なまでの孤独感で、絶望の同居する陶酔感だ。一人旅をしながら、うちひしがれる感覚に似ている)。孤独感は、MYSTを遊んだときにとても似ていた
    • 孤独感は忘れられないほど強烈で、印象に残った

「激しい孤独感に苛まれた」件について、ちょっとばかり思考を巡らせている次第。