見つけられない食材や分からない言葉

ネットで料理サイトを見ていて、これはうまそうだと、あるレシピを見て買いに出ても肝心の食材が売っていないことがある。また、前準備の仕方なんかが端折られているのを見ると、そのレシピを採用するのに二の足を踏む。

ネットでいろいろな料理を見つけられるのはとても便利だけど、レシピ情報によっては聞いたことのない言葉が出てきたり、店に売っていない材料が指定されていたりして参ってしまう。料理の知識がまるでないから、単にレシピ情報を開いただけではそれが判断できなかったり、ぱっと作業にかかれないのが寂しい。

たとえば「落としぶた」ってなんだろう。調べたあとで家を探してみたが、どうやらうちにはないものらしい。そのときはアルミホイルでの代用法を見つけた。後日、百円ショップで本物をゲット。

他に記憶にあるのは、「だし汁」の準備だ。料理サイトにたくさん出てくるから作り方の説明が端折られている。でも私は「だし汁」の作り方が分からない。そこで作り方を調べると、昆布で煮出したりと意外に手間がかかることが分かる。レシピ本体よりだし汁の準備の方が大変じゃないか、と思いつつ別の記事を見ると「要するに、だしの素でいいんですよ」と書いていたりする。なるほど、だしの素ってそういう目的があったのか。

最近では「しらうお」という食材が売っていなくて困った。魚にちょっと詳しい父に尋ねたところ、近くには売っていない、専門の魚屋か市場に行かないと手に入らないだろうという。何も知らない私は鮭やしらすと同じつもりで買いに出かけたのだが、近くのスーパー二軒に売っていないことを知ってがっかり。

大抵は「○○で代用がきく」情報にたどり着くまでが大変で、おそらくココが経験の積みどころ、料理の努力というものなんだろうね。気持ちとしては、いつも代用を考えるんじゃなくて、どの料理も一度くらいは専用の食材と道具で作ってから次に進みたい気がする。