HPが減るほど強くなる!?

「RPGでありがちなことで言われること」(http://d.hatena.ne.jp/kumashige/20080623/1214222541)より。

重傷の概念がない。HPが最大でも残り1でも身体機能は同じ

この項目、ちょいと興味を引いたようです。

(私はHPが減ったときに主人公の性能に影響が出ようが出るまいが、ゲームが面白ければそれでいいので、どちらも実装できるようにDesigeonはしてあります)

ウルティマオンラインだと、ダメージを受けるとスタミナが減って、スタミナは速度を表すパラメータなので、結果として戦力が落ちるという悪循環を生みました。ゆえにスタミナ回復がテクニックのひとつになっていました。

ガンパレードマーチだと操作機がロボットなので、被弾すると各所が故障して命中率や回避率に悪影響が出たりと、とんでもない悪循環があって、あれがまた殺伐とした感じを出してて、いい印象がありました。もし故障のないゲームだったら熱くなれなかったかも。

世界樹にはHPが減ったときに、威力の大きくなる攻撃スキルがありました。あれもアイデアですね。でも使いづらいんですよねあのスキル……。

同じく世界樹の「ペイントレード」という攻撃コマンドは、最大HPと現在HPの差だけダメージを与えるというものでした。こちらはかなり猛威をふるったようです。HPを1にして最大HPを上げておくと、かなり使えるコマンドのようです。

ファイナルファンタジー8だと、HPが少ないほど「リミット技」なる強力なコマンドの発動率が高まります。たいていのヘビープレイヤーは、このリミット技を使いこなす、つまりHPがむちゃくちゃ少ない状態を維持しながら遊ぶテクニックを身につけているわけです。ヤリコミの一要素ですね。

「火事場の馬鹿力」を好きなゲーム設計者は案外多いのかも。