バンゲリングベイはクソゲーなのか
バンゲリングベイについては、私のまわりではかつて「中古ワゴンで百円で売られているクソゲーの代表」という感じで語られておりましたが、その割りにみんなよく知っていました。クソゲーなのに何でみんなあんなに詳しいんだろう。
私は同時期に流行っていたF1レースやロードランナーとあわせて、友達の家で遊んだけど、話題の量はバンゲリングベイがとても多くて攻略情報も多かった。クソゲーならみんな遊ばないはずなのに、なぜこのゲームをクリアできるんだ!?
バンゲリングベイは当時、あの独特な表現と操作が、スターフォースとスターソルジャーという二大シューティングタイトルの狭間で苦しんだのだと思います。破壊的爽快感があることや、インフレーション的なポイント獲得競争ができることが名作の証、みたいな風潮がゼビウス以降に作られてしまったので。スターソルジャー、グラディウスまで行くともう、BGMを聴いただけで差がついてしまう。
敗北感の強さもある。みんなボコボコにするゲームは好きだけど、ボコボコにされるゲームは嫌いなんでしょう。バンゲリングベイのゲームオーバーは惨めすぎる。徐々に殺されていく実感が沸く初めてのゲームではないでしょうか。
翻って私の感想では、もちろんバンゲリングベイはクソゲーです。たくさんやったけどね。私がクリアできないものはほとんどクソゲー!