北朝鮮戦の視聴率

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050609-00000029-mai-soci

先日のサッカー北朝鮮戦(テレビ朝日)では、無観客試合であるにも関わらず43%もの視聴率を獲得。一方、同日ロッテ巨人戦(テレビ東京)の視聴率は6%だそうだ。わざわざ数値を挙げておいてなんだが、これは比較するレベルのものではないだろう。同時間帯の歌番組が8%だったらしいので、野球は完全に隙間狙いと言わざるを得ない。

前日、ヒーローインタビューのところでロッテの選手が「明日はサッカーがありますが、こちらの試合も見に来て下さい」という主旨の内容を訴えていた姿が印象的だった。まぁ、球場観戦とテレビ視聴ではまた違うだろう。生粋のファンは本当に積極的に球場に足を運ぶ。

そもそもテレビ視聴においては、サッカーの国際試合とプロ野球の比較には意味がなさそうだ。とっくの昔に、野球のライバル番組は「歌番組」「旅行番組」「料理番組」に移っているのであって、あたかもサッカーに対抗しているかのように比較すること自体が間違っている気がする。

野球人気の低落について、いろいろ原因を挙げる人がいる。多くは、球界が巨人人気にあぐらを掻いていた、古い体質を引きずっている、保守的で海外への振興をしてこなかった、チームの実力が拮抗しておらずいい試合が少ない、といった内容のようだ。

私は思うのだが、もともと世界的にはサッカーの方が隆盛を見せていたわけで、本来の形が近づいているだけではなかろうか。むしろ、野球はこれまでよくやったよ、という言葉が正しい気がする。

「野球はもうダメだな」ではなくて、「静かに退かせてやろう」という気持ちでTVは地上波から撤退していただいて、スポーツは注目戦のみを、一部の競技に偏らせず放映するのがいいと思う。サッカーやバレーボールあたりはなかなかいい線行っている。バレーボールはもう少し映した方がいいかな。マラソンやトラック競技をもう少し盛り上げる努力をして、バスケも加えて、という感じでいかがだろう。

バラエティやドラマで代替えするのには反対。テレビ見る人そのものが減るんじゃないかと。考え過ぎかなぁ。


…上記、サッカーの視聴率のことを書くつもりだったのに、野球の代替えの話になってしまっている………。

というか、サッカーの裏番組について考えたかったんだな、最初は。また今度。