来季は原監督

来季の巨人監督は原氏。堀内監督は辞任。

巨人:来季監督に原辰徳氏 堀内監督の辞任も正式決定
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051006k0000m050049000c.html

マスコミには、巨人のシーズンが終わる前から監督交代の話について騒がないで欲しかった。せめて優勝が完全消滅するまでは、次期監督候補などの話は控えて欲しい。

消化試合についても、シーズンが終わるまでは球場に観客が入り続ける。その間、指揮を執っているのは堀内監督であり、消化試合だからといって現場のモチベーションを下げる要因になりかねない噂は少ない方がいい。本雑記でも、監督交代の話はこれまで控えておりました。

ところで上記の記事、滝鼻オーナーの発言の中に「ジャイアンツの危機」などという言葉が用いられておりますが…。私に言わせればより相応しい表現は「ジャイアンツの自滅、自爆」。これ以外の何者でもありませぬ。本気で優勝するつもりがあって清原やローズを取り、重用し続けたのであれば、素人以上にデータや人を見る目が欠けていると言わざるをえない。ぶっちゃけ、人気(金)が目当てだった、としか私は見ていない。仮に今季、清原とローズが40本ずつ本塁打を打ったとしても、巨人は優勝していなかっただろう(両者のスタメン落ちは避けられ、人気低迷に若干の歯止めはかかっていたかもしれないが)。


さて、来季の監督が原氏に決まったわけだが、ファンの声も「来季は原を!」という人が多かったようだ。私は反対でも賛成でもないので、結論を言えば原さんでもいいよ、ということになる。

来季、巨人が強くなるかどうかはいかに選手を入れ替えて臨むことができるか、とういうところにかかっており、正直なところ、監督よりも“誰を採用し、誰を引っ込めるか”という部分に注目している。もちろん球団は監督の意向を十分に汲むだろうし、水面下では原来季監督候補の意見を取り入れて動いていたことと思う。原さんのことだから、間違いなく今季よりは若い集団に作り替えてはくれるだろう。それで、他の監督候補については、その戦略性がよく分からないので、私からは誰がいい、とはっきり言うことができないのだ。

全体としては、チーム刷新に向けていい方向に向かっていると思う(ようやく上層部が気づいたか、という感じだ)が、まだ懸念も残る。

  • しっかりした四番候補(たとえば、阪神の金本)を取る、もしくは四番でさえ長距離砲にこだわらないチーム作りが欲しい
    • 原新監督は、小久保を継続して重用すると思う。彼は小久保の気持ちを十二分に汲んだ上、四番に採用するのではないかと思っている。しかし、かなり調子が上向きになる場合以外は、これは可能ならば避けて欲しい
    • 来季、小久保を四番定位置に置かなければならないほど人材が不足していたならば、巨人は優勝を望めないと思う
    • ただし、小久保は四番以外の位置が難しい。大砲の部類に入るため、長距離砲にこだわらない打線を構築するのであれば、居場所がなくなる。消極的な理屈によって、結局は四番か?
  • 江藤はどうなるのだろう。本塁打が一本も出なかった点も辛いが、それ以上に代打として登場したときに、十分期待に応える活躍ができたとはとても思えないのだ。打撃成績に関しては、主要項目ことごとく、今季限りで引退を表明した元木よりも悪い
  • 清水も、前回の原監督新任時ほどではないにせよ、重用すると思う。私は、清水にはチームに居続けて欲しい人材だと思っているのだが、以前のように一番に据え続けることが最善かと言えば、そうではないように思う。一・二番は、鈴木との連携が可能な選手を外から一名、確保すべしと思う。清水は代打要因がいいのかなと
    • 理由は、鈴木の足を活かすために、長打者よりも高打率の選手や、バスター、バント等のうまい選手を二番に置くべきと思うから。鈴木を下位打線に置くのであれば、また状況は変わってくるが、下位に置く意味があるだろうか…。もしくは二番
  • 仁志は、原新監督が重用しない、もしくは代打要因にすると思う。この点はやむを得ないかなと
  • 最重要課題は投手陣。しっかりした投手を取ってきて欲しい…

うーむ、書ききれませんな。例によって、言いたい放題でありますがご勘弁を。

でもきっと、来季はBクラスには終わらないと思いますぞ。