秋葉原を歩くたくさんの「嫁」

「ねえ、ちゃんとしようよ」と言うと「姉ちゃんとしようよ」にも聞こえる。だから何だと言われればそれまでですが。ちなみに私に姉はおりません。

昨日今日とえらく疲れております。おかげでエロいことを考える気力もありません。もちろんウソなので私なりに考えてみました。

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未来の人間はセックスロボットと恋に落ちるのか?
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2350716/2632374

庶民向けにリアルな女性ドールが安く売られるようになったら、秋葉原はロボット連れの男性で賑わうのだろうか。今から見れば不自然なほど、見目麗しき女性を伴うカップルだらけの秋葉原。その実、みんなロボットを連れて歩いているだけという。しかも年齢不相応にしか見えない「妹」をたくさん連れる人もいるかもしれない。

無論、セックスボットは女性向けにも発展するだろう。語彙巧みな長身イケメンで前戯スキル最大級、如意棒のごとく伸縮自在の男根に加え、かぐわしい発汗機能のある男性ドールがショールームに値札を貼られて立つわけである。

しかし未来人の憂鬱は消えない。たとえ四十年後でも金持ちと貧乏人の格差は埋まらないだろうから、一部の貴族がハーレムを構築して一夫多妻な「フリ」をする。貧乏人は払い下げの中古ドール一体で満足しなければならない。人によっては家事ロボットを選ぶか、セックスボットを選ぶか、選択を迫られるだろう。

さらにマイクロソフト社が開発したロボット向けＯＳがバグっていて、ベッドでのお楽しみ中に大変なことが起こる（裸で絡み合っているときにロボットがバグったらどうなるか想像して欲しい）。古いロボットは陳腐化してしまい、サポート対象外となっていくから頻繁な買い換えが必要である。

セックスボットの普及によって落ちぶれるのが従来の性産業であるが、ラブホテルなどの一部が凄まじい勢いで勢力を伸ばしていく。新宿にあるソープランドはことごとくラブホテルに変わっていく。それまでアダルトビデオで稼いでいたレンタルビデオ店はなりを潜め、かわってロボットレンタル店が軒を連ねる。これらが暴力団の新たな資金源となっていくから、四十年後も彼らが食いっぱぐれることはないだろう。しかしＡＶ女優の給料は激減するに違いない。

ネットではロボットの改造コードが氾濫する。手持ちのロボットを違法改造することで、持ち主の痕跡を消して犯罪に使ったり、マニアックな性スキルを教え込む人たちが現れる。

ロボットの略奪も行われる。他人様のロボットを「手込め」にする卑劣な犯罪があとを絶たない。立法府は対策に追われ選挙の争点となっていく。国会ではロボットの倫理問題で与野党の熱い攻防が絶えず、一部の官僚が高級ロボットの収賄容疑で証人喚問の席に立つ。国会の外ではロボットに仕事を奪われた就職難民たちがプラカードを掲げデモに訴える……

……書いていてだんだん殺伐としてきました。このあたりでやめておきます。「四十年後はエロい」。要するにそれだけ想像すれば十分ですな。

きっと四十年後にも同じように、こうやってくだらないことを考えているに違いない。四十年くらいじゃ人類はさして進歩しない。それが過去の歴史で得られた数少ない確かな情報じゃないか。