Elonaの冒険者が仲間になってくれるときは、結婚してくれるときである
Elonaというゲームでは、様々なキャラクタを主人公の仲間(ペット)にできる。そういう話を書いた。
その中でも一種類だけ、仲間にするまでのプロセスが、面倒くさい存在がある。「冒険者」と呼ばれるNPCだ。
RPGなのだから、冒険者こそ仲間にするのが一番簡単じゃないのか!?と思いきや、Elonaの冒険者達を仲間に引き入れるには、それはそれは大変なコストがかかる。
- 冒険者そのものをあまり見かけない。(ほぼ偶然の出会い)
- 護衛を頼む必要がある。(7日間×4回)
- 主人公に強さが必要。
- 友好度の条件が高い。
- 仲間になる前に死ぬと、復活せず引退することがある。
冒険者との出会いは偶然で、好みのキャラクタに会えるとも限らない。
運が悪いと長い間、会うことすらできない。
護衛を頼む必要がある
仲間にするには「7日間×4回の護衛を頼む」というのが条件の一つ。
金と時間がかかる。
家一軒が7万goldのこの世界、10万goldという料金は決して安くはない。
護衛を頼んでいる間、一緒に戦ってはくれるが、ただ戦ってくれるだけで、ペットよりは不便だ。
そして、金の切れ目が縁の切れ目。同じ人と次に会えるのは、いつになることやら……。
友好度の条件が高い
対象NPCの友好度が、最高ランクである「魂の友(200)」に到達していないと、ペットにならない。
友好度は、一緒に戦っている間に少しずつ上昇するが、条件を達するまでには相当な時間がかかる。
そこで、大量にアイテムを貢いで、一気に引き上げるのが定石だ。
媚薬を投げつけ、たくさんのお土産を渡して、無数のモンスターを狩らせ、ようやく「魂の友」になる。
こうした事情を汲んだのかは分からないけれど、Elonaの派生バージョンでは、友好度を上昇させる手段が増やされていることが多い。例えば、バレンタインチョコを作れるようになっていたり、強力な媚薬を作れるようになっていたり。
仲間にしたら、すぐに結婚できる
友好度「魂の友(200)」という条件は、そのまま「結婚」の条件でもある。
このため、冒険者をペットに引き入れたら、その場でプロポーズが可能だ。
友好度の条件が厳しい理由は、「ペットにする」という部分にあるのかもしれない。
だって、ペットですよペット。
Elonaの世界では、「仲間」の概念が存在せず、「ペット」の扱いしかない。だから、異様に高い信頼度が必要なのかもしれない。