娘の顔を見ていると切なくなる

コロナウィルス感染症の緊急事態宣言が解除されるということで、これまで自宅待機というステータスで多くの日々を送ってきたが、まもなくそれが解除となる。

これまで、保育園が自宅待機者の子供を預かれないということで、1.5ヶ月ほど平日はほぼ毎日、私と娘の二人で生活してきた。娘とべったりだったから、たいして仕事もしていないのに、娘に振り回され続ける日々を過ごして忙しい気になっていた。

ところが、ここへきて切なさがこみ上げてきた。緊急事態宣言前の生活に戻るだけなのに、急に保育園に通い出すことになるから娘は戸惑うだろう。起床時に激しくぐずり、登園時にも大泣きする日々が始まるに違いない。胸が痛む。

私としても家事と育児にまみれた日々から、少し距離を置くことになるので寂しい。娘は二歳児だし子は親に甘えるものだが、実は親も子に甘えているという自覚がある。子と一緒にいると、子に依存した生活になりその結果、親は精神的にも時間的にも、それに甘んじる形で過ごすのだ。

仕事への不安も大いにある。緊急事態宣言後も会社へは定期的に通ってはいたものの、この間、先送りした仕事が山ほどあるのでそれが一挙に押し寄せてくることになる。そう思うと仕事へは激しく行きたくない。

不安と切なさで頭が一杯だ。