写真に圧倒される
いくつかのWebページをデザインすべく、素材やらHTML解説やらを求めて情報漁りを行っている。そんな中、某サイトから「優良デザインサイト」と評されているサイトのいくつかを、参考にするために見てまわっている。
特に目を引いたのがこれ……、…というか、構造的な部分ではなく、素の素材そのものに痺れたものが以下。
「うるさいことは言わん。とにかく、紙芝居のごとく写真を眺めていれば、俺の言いたいことは伝わるんだ」といわんばかりのサイトだ。
かなりの枚数、それも、さすがプロという感じの写真ばかりが並び、数枚開いただけで圧倒されてしまう。自分とは縁のない世界であると理解しているにもかかわらず、綺麗だなぁ、なんて月並みな言葉と共にため息を吐いて、見入る。
でも、見ているとだんだんと腹が立ってくるのだから不思議なものだ。
なぜこれほど、周囲と違う世界が世の中にあるのだろう、と。
なぜこれほど、美しい写真を撮る技術と機材があるのだろう、と。
自分にないものだらけのものを見てしまうと、吸い込まれるように見入ってしまう心地よさが体験できる一方で、劣等感を煽られて己の心の狭さを思い知らされるのだろう。
それにしても凄い。劣等感は横に置いておいて、こんな写真を撮ってみたい。カメラは素人だということは分かっているが、庭にある金魚の水槽や、飼っている猫でまともな写真を撮れないでいると、何十枚と撮る行為そのものが無駄に思えてきて悔しい。
当ページの左にある「ペット」アイコンの猫も、何枚もある中から一番写真写りのいいものを選んで編集したのだ。それでこの程度の出来。なんとも歯痒い。まぁ、拾った野良猫+ダンボール+押し入れという組み合わせがそもそもの問題のような気もするが。
さて、夢の写真館めぐりはおしまい。
明日以降も、きっと変わらぬ日常が続きます、はい。