一応…マシン復帰

kumashige2006-01-11

あのあと結局ファンが完全停止してしまい、作業に踏み切った。

いつものことながら悪戦苦闘しつつケースを開けて、中を改良。なんとかファンが回るようにはなった。

やったことといえば、CPUファンを洗浄して、DVDドライブを差し替えただけなのだが…、ケースの構造が構造だけに作業が難航。ただ、これでもだいぶ慣れており、これまでは必ず指のそこかしこに怪我をしていたものだが今回は無事。以前の作業ですでに破壊済みであるフロントカバーを外す作業は楽だった(マニュアル通り外そうとしても外れないカバーだったので、強引に割ってあった)。

CPUファンは不安定ながら復帰……

CPUファンの洗浄だが、ファンが回るようにはなったものの、相変わらず3000回転前後の不安定な動作を続けている。と、思ったら突然5000回転に回復したり、2000回転を切ったり…と、とにかく観察が必要な状況で間違っても映像エンコードさせたまま席を離れることなどできそうにない。

マイナス5Vの不安

それどころか、もう一つ新しい問題を発見した。画像に注目したい。この画像はSpeedFanというPC内の温度や電圧を監視するツールの画面なのだが、その一部として電圧の情報が画面下部に表示されている。そこに「-5V」という項目があるが、そこの値が-2Vを切ったまま安定してしまっているのだ。

ツール上から計測した場合は誤差をかなり含んでいるものらしいのだが、これは誤算範囲ではあるまい(そういえばBIOS画面上からは未チェックだった)。まさかこれが原因で機器が破損したり火事になったりしないだろうか、とかなり心配している次第で。

私は電気絡みの話が苦手なので、誰かに質問を投げようにも必要な情報が何であるかさえ分からない。まさかOSは最新ですとか、電源は350Wですとか、その程度の話でもなかろうし。そもそもここに表示されているVCOREだの12Vだのの数値が何を意味するのか……、「Vは電圧である」という情報以外のことがサッパリ不明なのだ。内蔵電池切れだったりするのか?

とりあえず、調べられるだけ調べてみたところ、以下のことが分かった。

  • PCの電源には、合計出力を表すW以外(300Wの電源である、とかいう話以外)にも、内部の電圧と電力に関する規格がある
  • 内部管理の電圧と電力は、+3.3V, +5V, +12V, -5V, -12V, +5VSB に対して 25A, 30A, 16A, 16A, 2A, 1.5A という形で表され、さらに、+3.3Vと+5Vの合計出力が250W、+12Vの合計出力が300Wといったように、それぞれの供給量の限界が電源ごとに決められている
  • VCOREとは、CPUにかかる電圧のことである
  • プラス5VSBとは、5Vスタンバイのこと。これは通常、電源がオフの時に、電源スイッチが押されたことを感知する回路が動作するように常時供給しておくラインのことで、LANブートなどにも利用されることがある
  • プラス5V, +12Vは、CPUはもとより、PCIカードやAGPカード、オンボードサウンド、LAN、IDEドライブなどに供給するラインを含む最重要の項目である
  • マザーボード(CPU)により、+5Vのラインを多く使うのか、+12Vのラインを多く使うのか、大きな違いがあることがある。特にIntelAMDではこの違いが大きい。無論、他の接続機器の構成によっても違いは大きい
  • すべての合計容量をカバーできる状態でないと、電源が不安定になる。+5Vばかり消費して+12Vが余っていても、+5Vが不足してしまえば正しく動かなくなる恐れがある
  • マイナス5Vについては、今やこのラインを使用する機器はほとんど存在しない

そんなわけで、あまり重要ではない-5Vということで、多少安心した。ただ、これってこのまま放置しておいても良いものなのだろうか?火事にさえならなければ私としては全然かまわないのだが………。