明日からドラえもん映画(新魔界大冒険)の劇場公開

明日から、『のび太の新魔界大冒険』の劇場公開が始まるようだ。テレビで予告編みたいなものをやっていたので、途中からちょこっと観た。どうでもいいけど、公式サイトはFLASHの読み込みが長すぎて、中を見る気になれない……。

テレビで見た限り、スペシャルヒロインのミヨコさん(漢字忘れた)の声が下手すぎるなぁ。同じく大根ゲストを呼んだときの『水戸黄門』とたいして変わらないレベルだ。ドラえもん映画の場合、ヒロインの存在感ってとても重要だと思うんだけど、そこがあの状態では……、ストーリー物の原作を作る立場に立って考えると辛すぎる。良質の映画を作ろうという目的は、はじめからないのかもしれない。

それと気になるのはテーマ曲だ。かつて映画ごとに用意されるドラえもんのテーマ曲は、郷愁を匂わせて聞き心地のやさしいものが多かったのだが……、今日、番組から聴いた曲ではかなり不安だ。少なくとも、私のドラえもんのイメージとは異なる。エンディングがいい印象で終わってくれればいいんだけど……、ちょっと終わりかたが想像できない。演出はかなりギラギラしているし。

まぁ、どれもこれも、最近のアニメの傾向だからやむを得まい。これらが悪い方に出るとは限らないし。

見方を変えればいいのかな。ドラえもん映画は、どこかの遊園地でスターを集めて公演する「ショー」なのだと。一応は映画だけど、子供たちの記憶に残すストーリー物を作ったんじゃなくて、その場のノリで客を沸かせる道具にするのだ、と。確かに、そういう見せ方もあるだろうしなぁ。

個人的には、長らくドラえもんを特別視していた。私は同時期に流行していたアニメ、たとえばキャプテン翼・アラレちゃん・忍者ハットリくんガンダムタイムボカンシリーズなどに比べて、ドラえもんをワンランク違った次元で見ていたので、それが平凡化したものと思いながら、今後ドラえもんを捉えていけばいいのかもしれない。ただ、それならば、長寿番組にする必要性を感じない。

明日は、ドラえもんの新恐竜(昨年の劇場公開版)がテレビでやるらしい。