メタファイル画像を描画してみた
前回の記事(「物足りない迷路機能」http://d.hatena.ne.jp/kumashige/20070920/1190299386)で、迷路内のベクトル画像について書いた。
メタファイルの作成
まずは、ドローソフトでウィンドウズ拡張メタファイル(Enhanced Meta File)を作成。拡張子は.emfになります。今回使用したソフトはイラストレーター(Adobe Illustrator 10)。
線を引いたり、N角形を置いて塗ったりします。ドットを置くソフトじゃありませんのでご注意をば。一応、拡張メタファイルにはグラデーションさせる機能もあるようだけど、どうせ綺麗に表示されないので、複雑な絵は避けて、分かりやすい形にした方がかえって綺麗に見えるかもしれない。
感想
データ制作とプログラム修正を合わせて、ものの一時間半くらいで作業は完了。もし将来組み込むなら、メタファイルにしよう。これは楽だ。
プログラム修正はゴミだったが、慣れぬパス編集にちょっと手間取った。宝箱の作成だけでも私には辛い。90度の綺麗な扇形ってどうやって作るんだ!
見た目、なかなかいいじゃないか。線は綺麗とは言いがたいけど、覚悟していたレベルよりはマシだった。たぶん単純な形だからだと思う。アンチエイリアスをかける気になるかは神のみぞ知る。
しばらく手を付けるつもりはないんだけど、将来の布石ということで、いいテストになった。
問題は編集ソフトが少ないこと
大多数のグラフィッカーはビットマップ画像向けのペイントソフトを使用しており、ライン編集のドローソフトなんて持ってない。こいつは印刷屋の領分だ。
そもそも3D描画システムの中に画像部品を埋め込もうというのだから、普通のペイントソフトやドット絵作成ソフトでデータを作成できないことはやむを得ない(ビットマップ画像は、現時点で表示できるようになっている)。
ただ、推奨できるフリーウェアを探しておく必要はあるだろうなあ。一つも見つからないんじゃどうにもならない。
SVGってのがあった
他のフォーマットにSVGというのがある。フォーマットの存在は知ってたんだけど、ライブラリの存在は知らなかった。うーむ、使ってみたいな……。
「Gresan SVGライブラリ」。フリーじゃない。9万8千円。ははは。
他に手頃なのないのか。