アフターレジェンドの出だし

ユノアさんよりDesigeonのシナリオ『アフターレジェンド』が公開されています*1。内容は今後も改訂していくようです。

アフターレジェンド(「伝説とやすらぎ」より)

http://www.geocities.jp/y_u_n_o_a/

傍目の印象がウィザードリィに似ていますが、能力値や職業の構成はオリジナル、地図は自動記録です。画像はなし、サウンドはMIDIです。終盤までの攻略は難しくありませんが、ゲームの表現や作業性の関係で、その方面のワビサビに対する関心はあった方がよいかもしれません。

味方の人数は六人パーティ、前衛3人+後衛3人という点はウィザードリィと同じです。

導入部分ですが、まずプレイの環境設定について。デフォルト設定はいろいろと寂しいので、ちょっとだけ外観を弄って実行しています。操作方法については、私はパッドによるプレイを推奨します。

私の設定は以下の通りです。

線の太さは、太めがいい感じ。マイナスの値を大きくすると太くなります。−5〜−7推奨。

迷路の濃さ、フォントは環境に応じて設定します。コントラストがくっきりな液晶+線画環境では、明るすぎると長時間プレイに地味に影響してきます。*2フォントはMSゴシックなので(入ってなくてもエンジンがMSゴシックフォントを探しに行くという……)、任意のものに切り替えた方が良いです。文字サイズの指定は無効です。

AFLv0.20現在、効果音はないようです。それと先制・不意打ち・友好的なモンスターは存在しません。

音楽はMIDIです。MIDIはプレイ環境がソフトシンセの場合、演奏がうまくいかないこともあるようですが、今のところ対策はありません。

また、これは少数派だと思いますが音が止まる条件があります。ドライバの都合で、マルチCPU(マルチコア)環境下でシリアルMIDIを利用する場合に、タスクマネージャ等を使用してシングルCPUのみを割り当てる設定に切り替えないと、音が止まることがあります。……という特徴は他の演奏ソフトでも同じですね。


AFLは、頻繁に街と迷路の間を往復します。迷路から街に戻るコマンドとして「リターン」が用意されていて、これを頻繁に使うことになります。

以下は、迷路でのキー割り当てです。F5キーに「リターン」を割り当てています。こうするとF5キー一発で街に戻れます。

マウス操作の場合は、アイコンを置く設定にすると迷路画面にアイコンが表示されます(設定後、最低一歩は歩かないと表示されないようです)。

TABキー(私のパッドではセレクトボタン)による地図表示は、消費なしで何回でも使えるようです。私は現在、地下9階ですが、トータルで千回くらい呼び出していますので*3、地図コマンドを手軽なキー・ボタンに割り当てておくのは必須だと思います。


実際のゲームですが、最初のパーティ編成はマニュアル推奨通り、ファイター・アタッカー・パラディンクレリック・シーフ・ウィザードの編成でいいです。もっと効率の良い編成もあると思いますが、十分です。

戦闘の手順は分かりやすいです。

大まかに言って、前衛3人が近接攻撃、後衛は一人が味方防御アップの「ガード」、一人が敵防御ダウンの「スネア」を使います。ガードとスネアを使った二人は、その後ひたすら「オーラ」です。オーラは、無限に使える集団攻撃です。

この基本形は終盤まで有効で、たいがい近接攻撃とシーフの遠隔攻撃が、いい決定打になります。後衛のシーフは遠隔攻撃ができて、攻撃力は前衛とそれほど変わりなく、十分強い印象です。単体攻撃力が大きいことは結構重要ですので、わざわざシーフを外して魔法使いを増やさなくてもいけます。

しかし回復役はクレリック一人だとキビシイので、シーフを外してセージ(回復を兼ねる魔法使い)を入れたり、前衛のアタッカー(ウィザードリィで言うところの侍)を外してパラディンにしたり、といった対策は効果的だと思います。

私は、ウィザードのかわりにセージを入れて進めてきました。

*1:アフターレジェンドは、3DRPGCSという別ツールで作成した同タイトルのシナリオを、Desigeon向けにアレンジしたシナリオです

*2:昔のApple環境やファミコン環境は、解像度が荒く線がにじんでいたことと、CRTの特徴により、見え方がソフトになっています。しかし昨今の標準環境はギラつきが強いので、純粋な白線は目によくないです

*3:機能が未完成ですが、コマンド使用回数の統計をとっています。キャラクタの情報画面から決定ボタンでメニューを出して、「コマンドを見る」で閲覧したコマンドの統計情報を表示できます