斬新すぎるレスキューフォース。くらえファイナルレスキュー!

レスキューフォース」という、「救助専門」のヒーロー集団の特撮番組がやっていた。こいつがまた斬新すぎてショックを受けてしまった。

特撮ヒーローなのに敵と戦うのが本業じゃないんだそうだ。でも他の特撮ものと同様、敵集団はきちんといて、本来はやられ役であるはずのザコ敵がわらわらと大量に出てくる。敵の狙いは「救助活動を邪魔すること」なんだそうだ。ヤッターマンドロンボー一味みたいな奴らがコミカルなやりとりと共に現れて、大量のザコ部下を操って、レスキューフォースの正面に立ちはだかる。

けれどもレスキューフォースは戦闘集団ではないので、下っ端のザコ敵に苦戦する。ザコ相手に命がけで戦って、間隙を縫って人々の救助に向かうというシーンが英雄的表現になっている。

ただ、派手な衣装と大げさなリアクションと、活動効率の悪そうなメカや設備は他の特撮ものと同じだ。クレジットカードみたいなカードを掲げて「レスキュー・○○!」と必殺技の名前を叫ぶ滑稽さは、見ていて苦笑いを隠せなかった。おいおい、あんなに揺れる車内で必殺技を出すのにカード認証が必要なのかよっ!

エンディングの中では救助訓練したり消火訓練したり……。奇妙な…もとい先進的な番組だぁと思いつつ。がんばれレスキューフォース。火の中水の中、これからもファイナルレスキューしてください(ファイナルレスキューという巨大ロボ、もとい突撃装甲車は最終手段の攻撃(救助?)兵器なんだそうです。強力な消化液みたいなのをかけて大火災と共に敵の中ボスを鎮火していました)。

ところで、ミニスカ隊員がパンチラしそうなアングルで映した映像は、いったいどの視聴層が対象なんでしょうか。