Elona序盤のゴミ拾い - 熊恭太郎雑記

Elonaには無駄な、と言っていいか分からないが、主人公的に使い道のないアイテムが大量にある。私はこれらをゴミアイテムと勝手に呼んでいる。

私がプレイし始めたときに攻略サイトを見ることを控えめにしたせいか、分かりやすい遊び方から始めたところ、序盤はゴミ拾いに行き着いた。ＵＯを思い出す。

多くのゴミはそこらじゅうに落ちていて、クエストの要求品になっている場合は届けることに意味があるが、依頼が発生するまでは本当にゴミである。

クズ: 最初に無駄っぷりのすごさを感じたアイテム。その名もクズ。名前通りのアイテムなのでそれ以上の説明は無用だけど、「クズを持ってきてくれ」という依頼があることにはとにかく驚いた
フン: フン自体は名前通りクソアイテムのようだ。店で売ってもゴミ価格、いや売れるだけでもすごいか。だけどフンについて凄いのはそのレア度だ。ランダム生成物件としては出現しないに等しいので、序盤は入手したくても無理。ということで「子供にフンをプレゼントしたい」なんていう噴飯もののクエストを受けてしまうと、思わぬがっかりを誘う。フンすら手に入れられない冒険者が国を救えるのか？
折れた刃: 見た目が劣悪武器っぽいが装備できない。はじめ装備できると思って拾ってがっかり。依頼の要求品に登場するが、結構重いので、いくつも持ち歩こうとすると痛い目を見る
骨と骸: 見た目が似ていて、違うのは出現頻度。骨はたくさん落ちているが、骸はほとんど手に入らない。きっと初心者向けの罠だと思う。「骨を持ってきて」という依頼と「骸を持ってきて」という依頼は似て非なるものだ。報酬はどちらも似たようなものなのに
魚の死骸: 食料がないと死ぬゲームなので序盤は食料調達が急務だ。そんなときに魚の死骸が落ちていたら喜んで拾いたくなるというもの。あとで食えない魚だと知ってがっかりしながら餓死
頑丈なロープ: 他のゴミアイテムと違い、頑丈なロープはそれなりの値段で売れるので、序盤の拾いものとしてはアタリだと思う。食料を買えないほど窮乏しているときには命綱になるから私はひたすら拾った。売るだけなら命綱だが、使うと自殺できる。なお、“貧弱な”ロープは存在しないようだ
鉱石の欠片: 鉱石の欠片は何かの材料になるのかと思い、たくさん拾ったが重さに苦しんだ。ゴミアイテム系では最悪の重さだ。でも絶対に役に立つと思ってた。思ってたんだ最初は
洗物: 街にはなぜか「洗物」と称するタライみたいなのがランダムで落ちてる。名前通りのアイテムのようで、グラフィック上は洗い物らしきものが中に入っている。ゴミだと分かっていてもつい拾ってしまう。クエスト達成品として持っていく洗物に持ち主の区別はないようだ。きっとみんな同じような下着を着てるんだろう。街では今日も持ち主不明の洗物が量産される
たくさんの空のビン: 街に落ちているゴミその２。洗い物よりはリアリティがあると思う。アル中がたくさんいるElonaの世界のこと、飲んだくれが捨てていったんだろう。クエストの要求品になることもあるが、なぜ空き瓶を集めようとする人がいるのか不明。実はリサイクルシステムが存在するのかもしれない
途方も価値のない錆びた偽物の金塊: おそらく誰もが最初に「ゴミだ」と認識するアイテム。私にとっては、過去に遊んだＲＰＧの中でもっとも長い名前のアイテムとなった。出現頻度的には意外にもレアっぽく、いざ集めようと思っても手に入らない。壁を掘れば手に入るけど初心者はなかなかそこに頭が回らないだろうし。あと、究極的に軽いのも特徴なので見かけたら即ひろっていい。ゴミだけど
ゲロゲロ: ゲロ。酒を飲み過ぎると吐くが、なんと酒よりも高く売れることがある（？）ので見かけたら拾っていい。それどころか店で売ってることさえある。腹が減って食うものがなければ、ゲロゲロを飲む手があるが私のキャラクタには餓死を選ばせたい

こうしたゴミ拾いの記憶というのは、後に必死になるレアウェポン探しよりも印象に残ったりする……のは私だけだろうか。