ボカした地図でA列車で行こう9が優しい世界に

A列車で行こう9(以下A9)に地獄マップ以外の生成地図を読込ませてあげたくなったこともあり、前回記事以降も試行錯誤した。

LandCreatorは元々、3Dマップに応用するために作ったわけではないのだけれども、A9のおかげで、3D化したときに凸凹がひどい地図が作られることは判明しているため、せめて斜面をなだらかにする処理くらいは入れてみたくなった。

LandCreatorにぼかし機能を追加

激しい凹凸を減らすにはどうしたらいいのだろうと考えていたが、学のない私が数学的な構造計算の理屈を知り得ているわけもなし。単純に、地図全体の標高数値に「ぼかし」を入れる処理を入れるくらいしか思いつかない。

今回も思いつきで付けた機能名で、いつもの事ながら自分の語彙力のなさに頭を掻いているわけでありますが。

機能の中身が人に伝わらないので大まかすぎる言い方をすれば、地図上のすべての標高を周りに合わせて平均化する処理である。

ぼかして8階調にして

前述の機能を追加して地図をボカし、8階調に落とした地図画像が以下である。(画像リンクになっています)

前回地図から比べると複雑そうな粒々が減り、相当簡略化された印象を受ける。これくらいシンプルにしないと、A9では開発しやすい平地は作られないということかもしれない。

A9に読込ませたら若干落ち着いた雰囲気に

上記地図画像をA9に読込ませた後の景観が以下である。(画像リンクになっています)

かなり・・・良いです・・・。

地獄っぽい雰囲気はほぼ無くなり、不自然な凹凸はあるけれども人が住める土地が増えた印象。

相変わらず20メートル単位の標高は少なく、駅の設置に適した場所は少ない。段々畑への駅設置可能面を増やすには、LandCreator側で階調数を変えたり、A9から高度設定を変えて読込ませたりといった試行錯誤を繰り返すしかない。

階調を下げなければどうなるのか

今回、地図上の極端な凸凹を減らすためにぼかしの処理を入れてみたわけだが、ぼかしの処理を入れるのみで階調数を下げない、すなわち標準的な256階調のグレースケール画像だとどういう地図が出来上がるのだろう。

以下、一つ目が最初にグレースケール化処理を入れた時の(ぼかし未実装時)256階調画像である。その次の画像は、ぼかし入りの256階調画像である。(画像リンクになっています)

見た目そのまま、ボケた感じの画像については、ぼかし処理が入っているという訳である。

上図2枚のうち、一枚目についてはA9に読込ませた際、鬼ヶ島マップが出来上がったことで衝撃を受けたわけだけど、二枚目のぼかし入りを読込ませたらどうなるのかを見てみたくなった。(画像リンクになっています)

自然かつ、なだらかな丘陵地がいくつも並び、よもや地獄マップとは呼ばせない感じがする。これが元・鬼ヶ島風マップだとは想像できない。

ここまで来ると、A9標準の地図生成機能に近づいてしまい面白みがない。出来上がる地図には平地が少ないので実用性が低いし。けれども普通の地図っぽい地形をプログラム生成することができたということで満足し、今回はここまで。