キャラクタへの命名には苦労する。となれば……
RPG等のキャラクタには、プレイヤーが名前を付けることになっていることが多い。
ざまざまな理由により、この命名作業には苦労している人もいるようだ。だから世の中には、名前生成ツールなるソフトウェアも存在する。
名前への思い入れ
名前への思い入れを挙げる。このように、方針を決めている人は、命名に悩むことはそれほどないものと思う。
- 女の名前つけるやつは軟派。男のプレイヤーなら、全キャラ男であるべきだ
- 全員女に決まってる。いや、主人公キャラ(=オレ)だけは男で、あとは女の名前で行くぜ
- エロゲに出てくる女の子の名前しか付けない
- キャラクタの職業名と同じ名前を付ける
- ひとりだけ好きな女の子の名前を付ける。あとは男の名前
- 自分流の好きな名前データベースが(脳内に)ある
いろいろな例があるようである。
ありがちな話として、男キャラと女キャラの選択で悩む、イコール名付けの悩みとなる、というのがあると思う(キャラクタの性別が決まっているゲームは別として)。確かに性別の選択をキャラクタ作成の段階で求められると、ちょっと踏みとどまって悩む人は多そうだ。
私の場合
私が名前を考えるときは、大半はツールが生成源であります。男女比はほぼ50%ずつ。
ツールがなかった頃は、もちろん自分の頭で考えることが多かったが……
『ドラゴンクエスト3』の時は主人公がはっきりしていたので、主人公がまず男で、残り3人が女。つまり、両手と真ん中の足に花というわけである。
主人公の名前は「かによ」。初代ドラゴンクエストで付けた名前だった。初代ドラクエでは、主人公の名前で初期パラメータが決まるようになっているんだけど、「かによ」がもっとも強くなるという結論を当時のボクは出したのだ(いま考えると、根拠はほとんどない)。以来、2でも3でもこの名前を使うようになった。
『ウィザードリィ』の場合、当時流行していたライトノベル『ロードス島戦記』のキャラクタ名を利用していた記憶がある。全然イメージが合わなかった。
生成機能を付けてしまうとか
キャラクタへの命名に苦労する人が多いなら、ゲーム側が名前を生成する機能を追加してやるのも手だと思う(私がやるかどうかは別)。かなり多くのゲームで名付けを必要としているのだから、ライブラリがあるといいんだけど……。
- ゲームの制作者間で、ライブラリを作ってフリーで公開する
- データファイルは誰が作ってもいい。ベースとなるデータファイルを誰かがフリーで公開する
どこかに転がっていないかなぁ(他力本願)。
ゲームごとに文字制限があったり、カタカナしか使えなかったりといった制限があるので、そのあたりを配慮したデータベースが必要だ。だから、巷に流れている名前生成ツールのデータベースをそのまま使えるわけではない。
しかしながら、プログラマが必ずしもネーミングセンスに優れているわけではないので、ライブラリを作る人とデータベースを作る人、別個にいなければならない。
わしは……無理だ……ここに時間を掛けていられない。だからこそライブラリがあって欲しいと思ったり。
例
ゲームに名前生成機能が組み込まれている例として、競馬ゲームがある。
コーエーの競馬ゲームには、馬の名前をオートで割り振る機能があるのだが、これがかなり便利だ。何しろ、毎年何十頭と生まれてくる馬に一頭一頭名前を付けねばならないのだから、競馬ゲームにおいては必須の機能と言っていい。
しかもこの機能を使ったら、牝馬の名前に「アナルパンティ」なんてシャレにならない(いや、洒落の効いてる?)名前が出たこともあるとかないとか、多少笑いのタネも提供してくれたり。
関連
- 呪文名・モンスター名・アイテム名の生成ツールがあるといいなぁ
- 回復アイテムとか、万国共通のデータベースがあってもいいじゃないか
- アイテム名の場合、固有名詞がいい。ロングソードとかモーニングスターといったようなゲーム一般名詞は省ける方がいいだろう
- 卑猥なキーワードを判定するデータベース
ツール
以下のサイトに、「必殺技メーカー」「断末魔メーカー」がある。なかなか面白い。
http://dsprite.hp.infoseek.co.jp/
必殺技を作らせてみた。
なかなか恐ろしそうな必殺技が揃っている。
自作RPGの必殺技として……死んでも使いたくないですが。いや、ネタで使ってみるのも手か。
断末魔の方は……というと。
- とべどぎょ!
- り・・・りを!
- なぴ!
- みょ・・・みょ・・・みょそ!
- どて!
最後のは……断末魔なのか?
「がくっ」と口で言うのとあまり変わらないんじゃ。