DSの大きさ

しかしDSのカードって小さいなぁ。大きいよりは小さい方がいい。

ただ、肝心のDS本体の大きさはどうだろう。これは決して小さくはない。小学生のズボンのポケットに、あるいはポロシャツの胸ポケットに入らないサイズだ。大人の男性なら、スーツの内ポケットということになるが、やはり入れるには無理がある。

子供の頃、親の車でどこかに連れて行かれるとき、ゲームウォッチをポケットに忍ばせていたことがよくあったが、DSではそれができない。基本的にはハンドバッグが一つ必要なゲーム機なのだ。

多くの場合、携帯性のアピール度は本体で決まると思う。一方で、差し替えカードの大きさは、実はそれほど重要じゃない気がするのだ。

確かに、カードが小さいと、ゲームをたくさん持ち歩けるという利点が生まれる。ところが多くの場合、暇潰し用のアイテムとしてゲームをどこかに持参する場合、タイトルは一本だけあれば十分だ。二本を遊び潰すような状況というものは、それほど多くない。

「ここぞという一本」をいかに小さくできるかが、携帯性をウリにできる決め手になると思うのだが、DSはその点いまいちに思える。

きっとDSは「お友達の家に、たくさんのゲームを持参するときに使う」ゲーム機なのだと思う。友だちみんなでDS本体とゲームを買いなさい、そして通信機能を使って遊びなさい、ってことなのか。なるほど、それならカードが極めて小さい理由が頷ける。

DSを購入してもらった子供の中ではたして、どれほどの割合が、友だちと通信機能で遊ぶことを目当てにしているのだろう。