「RPGツクールXP」のイベント定義機能は多機能な印象

今さらながら「RPGツクールXP」のイベント定義機能をちらっと見てみたんですが、結構いろいろなことができるようになっているという感想を持ちました(スクリプトは使わない前提で)。ちょっと意外に感じてはいるけど、この点についてはよく利用者に利益を還元しているなあと。

「RPGツクールXP」の事務的な設定の中で一番大変なのはたぶんイベントでしょうな。いろいろなことができると利用者が機能を把握することが大変になる。ゲーム全体を設計する時には制作者がツールの機能を把握していなければならないので、おそらく制作ではイベント機能をどこまで使いこなせるかが要点になるんだろう。たくさん並んだボタンを見て途方に暮れてしまう人と、要らないものを切り捨てられる人で制作できるかできないかが変わってくる。それ以外にも「根性」が必要ですがまあそれは別にして。

イベント機能が豊富な反面、キャラクタやアイテムのカスタマイズ機能はとても貧弱な印象を受けるので、「RPGツクールXP」で制作するゲームはストーリーやフィールドでの遊びの部分、バトルイベントで勝負することが多くなるのだろう。そのかわりキャラクタ育成やアイテム選びの部分で遊ぶゲームは作りづらい。

(もちろんスクリプトを扱えるシステムだから、やる気のある人はそこに縛られる必要は全然ないんだけれども。)

これは需要を反映した結果なのか、それともRPGツクールだからなのか。